ハーレクイン・シリーズ
クリスマスに実家に来て恋人役をしてほしい、ですって? 憧れの医師ニックの誘いに、看護師のイーデンはショックを受けた。 結婚を迫る両親の圧力をかわすためだというが、 彼は1年前に婚約者を事故で失って以来、病院中の看護師に手を出しているという噂で、私の出る幕などないはずなのに! ところが、彼の申し出には、もう一つ願いが込められていた。 親から見放され、ただひとり難病と闘う幼い患者ベンに家庭で過ごすクリスマスを味わわせてやりたいというのだ。 イーデンは断りきれず、ベンを連れて彼の実家を訪ねることにした。 これはベンのためよ、と自分の心に言い訳をして。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年11月20日
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- 著者
- キャロル・マリネッリ
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- 訳者
- 中野恵
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年11月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22348-7
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- 書籍番号
- I-2348
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モニター
婚約者を事故で亡くし、病院中の看護師に手を出しているんじゃないかと思われているドクターがずっと気になっているヒロイン。恋人のふりをして彼の実家でクリスマスの休暇! ヒロインの想いと脇役の小児科の患者の子供たちのいい味は、読み応えあります!
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モニター
心が洗われる温かな物語です。読んだあとも優しい幸せに包まれます。恵まれない切ない境遇にある幼いベンへのふたりの愛情を見ていると、胸が熱くなります。深く大きな愛情を持つヒーローとヒロインが、自分たちの感情に素直になれないところはもどかしいですが、それすらも優しい気持ちで見守れます。切なさと、温かさと、大きな愛情が流れる、素敵な物語でした。優しい愛を感じられます。
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モニター
やりたい事、やってあげたい事があるのに出来ないもどかしさ。それを解決する手段を提示されたら断れないですよね。そんなヒロインとそれを提示したヒーロー。彼にも罪悪感を抱く出来事があり…なかなか距離が縮まらない二人。それももどかしいです。
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モニター
とても地に足がついたお話でした。貴族も世界企業のCEOも世界的名医も無し。そのかわりHIVの問題や心や体に傷を持つ子供たちへの対処など、ドラマのERを彷彿とさせる世界でした。どちらかというと普通の小児科医(もちろんハンサム)ニックのヘタレっぷりにイライラさせられましたが、最後は優しいヒロイン・イーデンともちろんハッピーエンド。クリスマスの素敵なお話でした。
イギリスで看護教育を受け、救急外来に長年勤務する。バックパックを背負っての旅行中に芽生えたロマンスを経て結婚し、オーストラリアに移り住む。現在も3人の子供とともに住むオーストラリアは、彼女にとって第二の故郷になっているという。