ハーレクイン・シリーズ
重い心臓病の娘のために、ベロニカは最後の手段に出ることに決めた。 今や億万長者となったかつての恋人ジョーダンに手術費を援助してもらうのだ──娘の、父親として。 10年前、ジョーダンへの想いを伝えられずにいたベロニカは、 高熱を出した彼を看病した夜、初めて彼と結ばれ幸せを知った。 ところが翌朝、ジョーダンが何もおぼえていないことにショックを受け、 のちに妊娠が発覚したときもいっさい知らせなかった。 そして再会の時。彼はベロニカの唇を情熱的に奪い喜びを表したが、 彼女の話を聞いたとたん、背筋も凍るほど冷徹な言葉を吐き捨てた。 「僕は君を抱いたことなどない。君はここまで身を落としたのか!」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年11月05日
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- 著者
- ルーシー・ゴードン
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- 訳者
- 杉本ユミ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年10月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22345-6
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- 書籍番号
- I-2345
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モニター
大金持ちなのに孤独なジョーダン。美人でスタイルも抜群だけど、生活が苦しいベロニカ。心臓病とけなげに闘うベロニカの娘、ホリー。それぞれ問題を抱えているけれど、誰もが前向きで清々しい! 中でも、ホリーの可愛さは抜群です。思わず笑ってしまうような頭の良さと明るさが、本当にキュート。読み終わった後、嫌なこともあるけれど、明日からまた頑張ろう!と素直に思える良い作品です。
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モニター
10年経ってもお互いが好きで伝えてないのがもどかしい。子供が自分の子供だと気付くのも遅いし、でも最後に伝えあってとても良かったです。
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モニター
愛の記憶がないジョーダンには「あなたの子供よ」と言われても青天の霹靂ですよね。現在と過去の、両思いなのにお互いが発する言葉や行動の裏にある真意に気付けず別れた二人。回想シーンを交えて進む話にグイグイ引き込まれてしまいます。涙腺も緩くなります。御伽話でなく現実味のある良い作品でした。パソコン、今では普及して安くなったけど、1988年作品なので、かなり高価な品物ですよね。
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モニター
お互いの気持ちがうまく伝わらず、ドキドキしながら読んでました。やはり血は争えないものだと実感しながら楽しく読むことができました。
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モニター
若く貧しくてもお互いに自分の夢に向かってひたむきに生きていた2人。お互いに相手をかけがえのない人と思っていたのに、正直に気持ちを伝えあえずに別れてしまいました。10年がたち、彼女はその時に授かった大切な娘の心臓病の手術費用の為に、今や成功して富豪となった彼に会いに行きます。今でも相手に愛しい気持ちを持っているのに、2人のすれ違いが切ないです。娘のホリーのお蔭で再び愛を取り戻して行きます。読み終わった時、温かくて幸せな気分になれました。
雑誌記者として書くことを学び、ウォーレン・ベイティやリチャード・チェンバレン、ロジャー・ムーア、アレック・ギネス、ジョン・ギールグッドなど、世界の著名な男性たちにインタビューした経験を持つ。ヴェネチアでの休暇中、街で出会った地元の男性と結婚。会って2日で婚約し、結婚して30年以上になる。二人は3匹の犬と共にイングランド中部に暮らしている。