ハーレクイン・シリーズ
シアは、緊張で手が震えるのを感じながらなんとか笑顔で言った。 「半年間、私の夫になってもらえないかしら?」 女性保護シェルター開設のため、多額の費用を必要としていたシアは、 ホイーラー不動産の御曹司ルーカスに偽装結婚を持ちかけた。 結婚すれば祖父の信託財産を受け取れるからだ。 ルーカスはシアの申し出に驚いたようだが、結婚を承諾する。 “肉体関係を持たない。半年後に離婚する”その二つが取り決めだった。 ところが、偽装結婚を疑うシアの祖父が新居にメイドを送りこんできた! 慌てたシアはその夜、ルーカスと同じ寝室で眠ることに。 するとルーカスは、セクシーな笑みを浮かべて言った。 「そのまま眠る? それとも、僕と歓びに満ちた一時を過ごすかい?」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年11月05日
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- 著者
- キャット・キャントレル
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- 訳者
- 氏家真智子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年10月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51634-3
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- 書籍番号
- D-1634
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モニター
凛として屈さない主人公二人が少しずつ心を寄せていく様子にじりじりしながらもそれがいい、と感じました。二人が共になくてはならない相手だと気づき、愛するということに目覚める、その過程を楽しめました。豪華なブランドのドレスや装飾品の描写も胸が高鳴りました。
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モニター
最初あらすじを読んだときは、ありがちな展開だろうなと,思っていた。しかしプレイボーイのルーカスと恋愛に臆病なシアの駆け引きは、先が読めずにわくわくした。自意識過剰で女に不自由しないルーカスがシアに翻弄されている姿は興味深かった。
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モニター
偽装結婚なんてする意味がないと思いながらこの本を読みました。お互いに思惑があった結婚でしたが、最後はお互い本物の愛が生まれきちんとした結婚式をすることができて、本当に感動しました。読んだ後、心が満たされました。
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モニター
海外の小説は少し苦手意識があったのですが、テンポの良い会話にぐいぐい引き込まれ、あっという間に読み終えました。読んでいて、素敵な恋愛をしたい、抱きしめられたいと気持ちが高まってしまいました。それにしても二人の会話のチャーミングなこと! お堅いシアが理性で抑え込んでいた自分の本心に徐々に素直になっていく様子が実にうまく描かれていて、作者の他の作品もぜひ読んでみたくなりました。
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モニター
題名が『偽装結婚のルール』だったので、どろどろした内容なのかと先入観を持って読み始めました。ところがストーリーのテンポがよく、どんどん引き込まれていきました。主人公のシアが相手の男性ルーカスに心を開いていく様子がとても共感できました。また、ルーカスは女性が憧れる典型的なタイプで、魅力的な男性なので、こういう男性がパートナーだといいのにと思いながら、あっという間に読んでしまいました。
初めてハーレクインのロマンス小説を読んだのは小学校3年生のとき。文学を修めたのち教師となり、退職後は執筆活動のかたわら主婦業もこなしてきた。2011年、ハーレクイン社の新人作家発掘コンテストで優勝。2012年には、RWAのゴールデンハート賞の最終選考まで勝ち残った。夫と2人の息子とともに、テキサス州北部で暮らしている。