ハーレクイン・シリーズ
ジャスミンは誘惑の香り
プールサイドの出会いは、
熱い休暇のほんの序章にすぎなかった。
ジェシーは臨月の姉と幼い姪の世話を手伝うため、夏休みの間、ロンドンを離れロングアイランドで過ごしていた。ある日、姉と外出先から戻ったジェシーは、庭のプールに見知らぬ人影を見つけた。泥棒? 恐怖におののきながら、そっと様子をうかがおうとしたとたん、彼女は唖然とした。そこには、一糸まとわぬ見知らぬ男性が背を向けて立っていたのだ。彫刻さながらの完璧な肢体には、黒髪から幾筋もの水滴が流れ落ちている。かっとなったジェシーは、男の背後からつかみかかろうとしたが、逆に羽交い締めにされてうろたえた。なぜ、胸が高鳴っているの?そのとき、姉の声が聞こえた。「あなた……モンローなのね?」
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- 頁数
- 192頁 / 新書判
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- 発行日
- 2008年10月05日
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- 著者
- ハイディ・ライス
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- 訳者
- 堺谷ますみ
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-30875-7
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- 書籍番号
- HA-75
読者レビュー
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ロンドンで生まれ育ち、口論好きな二人の息子と夫、そして二匹のハムスターとともに現在もそこに暮らす。十代のはじめのころからずっと映画マニアであり、ロマンス中毒だという。イギリスの大衆紙デイリーメールと、そのアイルランド版姉妹紙で、十年間、映画批評家として活躍。数年前、新しい理想の仕事、ロマンス小説家に転身することに決めた。