ハーレクイン・シリーズ
ブリンは意を決して〈アークエンジェル〉に足を踏み入れた。 画家になる夢を叶えるためには、もうほかの選択肢はない。 たとえこのロンドン随一の画廊のオーナーが、 天使の名をもつ、悪魔のように非情な男だったとしても。 ガブリエル・ディアンジェロ── 彼は5年前、18歳のブリンの唇を奪い、彼女の父を死へ導いたのだ。 ブリンがどれほど彼に焦がれ、憎んできたか、 ガブリエルは知るよしもない。きっと私の顔さえ忘れているはずよ。 だが、それはブリンの誤算だった。彼の瞳に射すくめられた瞬間、 まるで18歳のあの日に戻ったかのように彼女の唇が疼きだし……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年10月05日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 小泉まや
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年09月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13003-7
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- 書籍番号
- R-3003
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モニター
ハーレクインでヒロインに感情移入することはよくありますが、ヒーローの気持ちの方がずっとよくわかる!と思いながら読んだ作品はこれが初めてです。こんなに思われているのに、頑固なブリンがもどかしい。そして、何度でも諦めないガブリエルは、本当に愛おしい。少ししか出てきませんが、ブリンの家族とガブリエルの兄弟がとても素敵で、情熱的なだけでなく、温かさとユーモアも感じられる作品でした。お薦めです!
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モニター
今回初めてハーレクインの本を読みました。早く続きが知りたくなって、読みだしたら止まらなくなってしまい、1日で読んだほど。読んだ後は胸がキュンキュンする感じです。良かったという気持ちと、なるほどって感じがありました。読みだしたら止まらないですよ!
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モニター
二人の間には情熱だけでは越えられない壁があって、高い壁を築くヒロインと壁を壊そうと誘惑するヒーロー。ヒーローは人間的にも素晴らしく、度々誘惑するシーンでは読んでいてドキドキ、ヒロインが羨ましくなります。ヒロインがヒーローの前で取ってしまう数々の行動(わざとじゃないんですけど)は昼メロ女優さんもビックリかも。30年物シングルモルトが美味しそう。次作のヒーローの2人の兄のお話も楽しみです。
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モニター
キャロル・モーティマーさんは好きな作家の一人で何を読んでもはずれは無いです。今回は両方が好きあっているのに、ブリンは父親の事があるのでなかなかうんとは言えません。ガブリエルは男の人がブリンのそばに居るとやきもちを妬いて妨害をしたりします。ブリンがようやくガブリエルの事を前向きに考えられるようになって良かったです。
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モニター
ブリンは5年間ガブリエルに憧れと憎しみを抱いて生きて来ました。画家となる夢を叶える為にガブリエルと再会します。ブリンにとって誤算だったのは、ガブリエルもまたブリンを思い続けていた事でした。それでも中々ガブリエルを信じ切れず、また母や死んだ父を裏切るようで踏み切れません。そんなブリンを手に入れようと、ガブリエルは奮闘します。大富豪でハンサムなのに少しも傲慢では無いガブリエル。優しい恋の物語です。ガブリエルの2人の兄のお話も楽しみです。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。