ハーレクイン・シリーズ
盗まれた口づけ
“貴族のお手つき”、“不道徳な娘”
口づけの代償は、あまりに大きかった。
ただ一度きりの口づけが、司祭の娘エミリーから幸せを奪った。 伯爵の子息ニコラスに唇を奪われ舞いあがった翌日、 彼は無慈悲にもエミリーを捨てて異国へ出立した。 口づけは衆目にさらされていたため彼女は誹謗の的となり、 男性には敬遠され、女性たちからは白い目を向けられ続けたのだった。 私を夢中にさせて捨て去り、幸せになる機会まで奪った彼……。 もう二度と会いたくないと思っていたというのに、7年後、 独り身のまま二十歳を迎えた彼女は、憎きニコラスと再会する。 やむなき事情で伯爵邸に忍び込んだところを捕らえられてしまったのだ! そして、今や伯爵となった彼の口から、思いがけない言葉を聞く。 「きみをしばらく、この屋敷から出すわけにはいかない」
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年10月05日
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- 著者
- リン・ストーン
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- 訳者
- 下山由美
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年09月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33197-7
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- 書籍番号
- PHS-97 (初版HS-217)
文章を書くのも、絵を描くのも大好きで、一時期はイラストレーターとして働いていた。ロマンス小説を執筆するきっかけとなったのは、表紙のイラストの仕事を探していたとき。ふと本の内容に興味を持ち、書いてみることを思い立った。すでにロマンス小説の愛読者だったため、無理なく書くことができたと語る。現在は夫とともにアラバマ州に住み、近くに子や孫もいて、若い登場人物の性格を考える際に一役買っているという。