ハーレクイン・シリーズ
孤児院育ちのケイトはその不幸な生い立ちから、 人を愛することを恐れていた。彼女にとっては、 恋愛より何より、仕事で自立することが最優先だった。 そんな彼女のもとに、ある日悲しい知らせが届く。 孤児院で姉妹同然に育った親友が事故で亡くなり、 小さな赤ちゃんが残されたというのだ。 ケイトは何の迷いもなくその子を引き取ったが、 仕事との両立は困難で、見かねた知人がシッターを薦めてきた。 リック・エヴァンス? まさか男性のシッターだなんて! ケイトは知る由もなかった。驚くべき彼の正体と、本当の目的を。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年10月20日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 平江まゆみ
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年10月09日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42047-3
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- 書籍番号
- PB-147 (初版R-788)
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モニター
このストーリーはとっても読みやすくて、一気に読み終えることができました。ヒロインのケイトは女性目線から見てもとても好感がもてるキャラクターで、魅力的でした。ヒーローのギャリックも物語りの始めは傲慢な感じでしたが、読み進めていくうちにとても紳士的な強い男性で、女性なら誰でも好意を持つであろう素敵な人でした。二人は徐々に惹かれあって結ばれていき、まさに運命だったんだなと、とてもお似合いなカップルだと思います。正直な感想としては、読んで期待を裏切らない安心して読めるストーリーでした。
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モニター
辛辣なやりとりが交わされる展開かと思いきや、ギャリックの自覚のないやさしさでケイトの心がほぐれてゆく、あたたかな物語でした。マイケルの可愛らしさにも胸があたたまります。癒しの一冊だと思います。
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モニター
思いもよらないケイトとリックの出会いは、仕事などの日常やプライドも絡んだ駆け引きとなり、小さなマイケルを巡って一歩も引けない状態に。目標としている現実と、お互いに芽生える、いかんともしがたい感情が一つ屋根の下で揺れる描写にドキドキハラハラします。応援したくなる魅力的な登場人物の複雑に絡まった問題に、それぞれの目的を満たす解決法がみつかるのか!? 最後の最後まで楽しませてくれるストーリーでした。
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モニター
いつ嘘がばれるにかとヒヤヒヤし、赤ちゃんの世話に振り回される姿ににんまり。実はあったかくて包容力のあるこのヒーロー好きかも・・・。初ハーレクイン楽しんで読みました。
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。