ハーレクイン・シリーズ
「私に精子を提供してくれない?」 子供が産めなくなる恐れがあると医師に言われたメグは、 一刻も早く妊娠したくて、親友のベンに人工授精の話を切り出した。 彼が結婚や愛の絆を信じていないことは、むろん承知している。 仕事で世界中を飛びまわる身に妻や子供など必要ないのだ。 生まれてくる子の養育に責任を負わなくていいという条件で、 メグはなんとか彼の協力を取りつけた。 ところが、メグが妊娠の成功を報告するやいなや、 ベンが飛んできて、信じられないことを言い放った。 「僕はその子の人生に、父親としてかかわりたい!」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年10月05日
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- 著者
- ミシェル・ダグラス
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- 訳者
- 松島なお子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年09月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22341-8
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- 書籍番号
- I-2341
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モニター
初めてハーレクインの小説を読みました。読み終えて私は主人公のメグとベンのことがとても好きになりました。母親として父親の重要性について考えさせられたり、女性として運命の男性を見つけることの喜びを感じたり、この小説を読んで以前より前向きになれたような気がします。恋愛している人もしていない人も、結婚している人もしていない人も、ぜひ読んで見てください! 読んだ後、心が温かくなります。
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モニター
男女間の友情と愛情に揺れ動く、主人公メグとベンの心理描写がとても共感でき、本の世界にどっぷりとはまってしまいました。題材としては、友人に精子を提供してもらうというヘビーなものでしたが、主人公メグの感情の変化や、メグとベンの友情愛に引き込まれ、気にならなくなりました。男女間の友情は成り立つのかと、よく話題になりますが、究極の問題を抱えたメグとベンが、お互いの友情関係を壊したくないと常に意識しつつも、最終的には人生のパートナーとして愛を確かめ合うところに、大変共感し、感動しました。友情と愛情について心の葛藤がとても丁寧に書かれているので、実生活でも役に立つかもしれません。
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モニター
ヒロインとその親友であるヒーローとの強い信頼と友情がベースになっていたので、全体的に温かく、穏やかに二人の心の葛藤や移り変わりを楽しめました。愛する人に愛されず、幼少期に傷ついた心が癒されていく過程もよかったですし、登場人物がみな、自分の大切なものに気づき幸せになっていく姿に癒されました。言葉が少ないと気持ちは伝わらないし誤解も生じてしまう。身近な人にこそ愛を伝えたい、読み終わってそう思いました。
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モニター
ヒロインの気持ちに共感。ヒーローの身勝手さに苛立ちつつも、そんな二人の関係に思わずキュンとしてしまいました。
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モニター
お互いを一番よく知っているからこそ、相手の心の中に踏み込めない。失いたくないからこそ、もどかしい駆け引きを繰り返してしまう。読んでいてそんな二人にはらはらしつつも、愛おしくてたまらなくなりました! 人は自分の子どもを持つという事実に向き合うと、どういう気持ちになるのかが、とても丁寧に描かれていて、これから子どもを持ちたいと願う自分にぴったりの作品に出会えたと思います。
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モニター
男女間の友情は存在するのか? よく問われる問題です。この作品は、親友関係をずっと続けていきたいと願う男女が、体外受精で子をもうけるという、私にはびっくりなお話でした。二人の心境の変化と葛藤が丁寧に綴られており、切なくなったり、相手を真剣に思いやる姿に心打たれたり、ずっとドキドキしながら読み切りました。二人の気持ちの描写が丁寧で、こちらも仮想恋愛を楽しませてもらいました。風景の描写も素敵で、二人の住む町を想像するのも楽しかったです。二人の出した答えをお楽しみに。
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モニター
登場人物が少なかったのもあり、非常に読みやすかった。私には理解しがたかったけれど、こういう風に始まる家族もあるんだな、と思った。ベンが父親として役割を果たそうとしていく過程と、その中でメグとの友情が不安定になっていく様子が気になって一気に読み終えた。
8歳のときに将来の夢を訊かれて、すでに「作家」と答えていた。チョコレートを隠し持つヒロイン、笑い方を知っているヒーロー、そしてハッピーエンドをこよなく愛する。全米読者選賞、ロマンティックタイムズの批評家選賞のほか、オーストラリアで“ロマンス界のアカデミー賞”と称されるRUBY賞にもノミネートされた、いま注目の作家。オーストラリア東海岸のニューキャッスル郊外に、夫とともに住んでいる。