ハーレクイン・シリーズ
インテリアデザイナーのキーラはインドを訪れ、友人の結婚式に列席した。式が滞りなく終わり、中庭で催される披露宴が始まる前のことだった。「失礼」と声をかけられ、庭に出る道をふさいでいたのに気がついた。建物と庭園の織りなす神秘的な光景に、呆然と立ち尽くしていたせいだ。振り向くと、長身の男性が立っていた。これほどセクシーで、しかも危険な雰囲気を持つ男性は初めてだった。言葉を交わすうち、抗いがたい力で彼に引きつけられていくのを感じ、気がつくと彼の腕のなかにいて、キスを交わしていた。なんということをしてしまったの。彼と二度と会わずにすみますように。しかしキーラの願いは叶わず……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年07月05日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 萩原ちさと
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12400-5
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- 書籍番号
- R-2400
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モニター
恋愛小説は中学以来遠ざかっていました。久々に手にした本は色々な経験を得てるからこそ分かる強烈な内容のものでした。男女の恋の駆け引きがとてもリアルに表現されていて、かつて自分も経験した恋にダブらせながら懐かしさを感じました。穏やかな毎日に胸がキューンとなる内容は若さを保つ為にも必要かなと読み終えた今、実感しています。
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モニター
2400号記念号、大好きなペニー・ジョーダン作品をワクワクしながら読み始めました。読み始めるとあっという間に読み終わりました。初めて読むインドの物語。鮮やかな色彩が目に浮かび、インドに行った気持ちになりました。ヒロインとヒーロー、早く誤解を解いてとヤキモキしながらも次はどうなるの!ハッピーエンドにほっとしました。
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モニター
誤解されたままジェイに魅かれてしまうキーラに共感しながら、早く誤解を解いてキーラに優しくしてくれないかなと思い、最後まで一気に読んでしまいました。
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モニター
エロティックで官能的な美しい女性キーラと、セクシーで危険な香り漂う男性ジョイの、危険でエロティックな出会いから始まっています。運命に導かれるように惹かれあう二人でありながら、お互いが愛に振り回されないよう必死に気持ちを抑えている。恋の駆け引きにはらはらドキドキ。時には優しく時には激しく。じれったくなる反面、その先は?時間も忘れて一気に読み進めました。
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モニター
どれだけ自分を自制しても愛する人を前にすれば自制心は無意味なものになってしまう、本能は最も純粋な愛だと思いました。理性の働く恋愛は真実の愛じゃないとも思わせてくれました。相手のどんな過去をも受け入れて、それでも愛し愛されるパートナーと巡り合えるなんて幸運な奇跡だと思わずはいられないストーリーでした。
イギリス生まれ。学校卒業後、大手銀行に就職するが、作家になることを決意して退職。三十代になって初めて本格的に小説を書き始めた。人々の内面の葛藤や人間模様を描いて、世界中の女性たちの共感を得ている。これまでに百三十作以上の作品を発表。発行部数は全世界で六千万部を超える、ロマンス小説界の第一人者である。