ハーレクイン・シリーズ
シアは室内の喧噪をよそに、ニューヨークの夜景をぼんやり眺めていた。 俳優の友人の招待で来て4日。パーティにばかり出ているが、 セレブ同士の集まりに、話し相手など見つかるはずもない。 ウエイトレスをしながら大学に通うシアは打ちのめされていた。 「眺めを楽しんでいるのか」不意に聞こえた声にシアは振り返った。 月明かりに、たくましい長身の男性の姿が浮かびあがる。 端整な顔立ちを間近にしたとたん、シアはその強烈な魅力に圧倒された。 大富豪ルシアン・スティール。今夜のパーティの主賓だった。 いきなり彼にここを出ないかと誘われ、思わず逃げ出したシア。 だがすぐに思い知らされる。彼は欲しいものがあれば、ただ奪うのだと。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年09月05日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 槙由子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年08月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12993-2
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- 書籍番号
- R-2993
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モニター
共通点などなく、出会うことすらなかったはずのシアとルシアン。ぐいぐいくるルシアンに、内心ドキドキしながらも凛とした態度も見せるシア。自分も同調して胸がキュンキュンしてしまいます。ずいぶんと「恋」から遠ざかってしまったはずなのに、久しぶりに「恋」してしまいました。ちなみに、ルシアン目線になるシーンもあるんで、そちらもキュンとしちゃいます。
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モニター
ヒーローの「ちょっと強引」なところは女性なら誰でも憧れたことがあるはず! 最初から最後まで憧れのシチュエーションの連続で惹きこまれます。ヒロインの描写から、ヒーローがヒロインに惹かれたことも納得でき、スカッとしました。
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モニター
かなり好みの作品! 1ページ目から気分が高揚し、ページをめくる手が止まりません。ともかく億万長者のヒーローが理想的! 言って欲しい言葉を言ってくれて、やってほしい事をかなえてくれるんです。そしてデートも、誰もが一度は思い描いたような光景が実現に。シンデレラストーリーはありえない話ではありません。すっかりストーリーに魅了されてあっという間に読み終えました。おすすめです!
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モニター
主人公のシンシアが実際に近くにいそうなくらい現実的で共感できます。生きていれば辛い事や悲しい事は起きるし、信じていた人に裏切られることもあるけど、反対に思ってもいなかったような幸せに出合うこともあると教えてくれます。勇気をもらえる1冊です。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。