ハーレクイン・シリーズ
母亡き後、暴君と化した父との暮らしに耐えかね、 18歳のメグは故郷を飛び出した。 そして6年が経った今、英国へ帰る船代も、頼れる人もおらず、 彼女は異国の波止場に立ち尽くし、途方にくれていた。 ところが、偶然にも怪我をして気を失った男性を見つけ、 メグは彼を介抱する代わりに、“妻”と偽って船上の人となった。 やがてその男性ロスが目を覚まし、共に過ごすうち惹かれていくが、 英国に到着すると、なんと彼が高貴な貴族であることがわかる。 身分違いと自らを戒めるメグに、ロスが法外な話を持ちかけた。 「僕の家政婦兼愛人にならないか?」
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年09月05日
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- 著者
- ルイーズ・アレン
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- 訳者
- 立石ゆかり
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年08月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33194-6
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- 書籍番号
- PHS-94
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モニター
戦争で足を怪我したまま故郷に帰ろうとするロスと、愛する男から受けた傷をどうすることもできないまま姉妹に会いに故郷を目指すメグ。心に傷を負った二人は出会い、ロスの作戦のままにメグはロスの家政婦となりますが…。お互いが惹かれつつも、“愛”という一点においてすれ違ったまま切ない関係を維持している2人のお話です。視点がメグとロスに切り替わりながら進むので、二人の傷や想いに感情移入しながら読むことができ、最後まで壁が立ちはだかる二人にはちょっと泣いてしまいました。
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モニター
物語の始まりから、獣のように男らしい半面、決して無理強いしない紳士のヒーローのロスにとても魅了されました。また、ヒロインのメグが今まで感じた事のない感情をロスに感じている場面は、まるで自分が感じているかの様にドキドキさせられました。周りのキャラクター達が魅力的で、2人との掛け合いが、読んでいて楽しかったです。
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モニター
メグの献身的な看病はナイチンゲールを思わせる程で尊敬しました。船上という閉鎖的な空間だからこそ冷静さを見失わないメグの繊細な感情がとても美しかったです。ロスの男臭さは船上でなくても、陸上でも際立っていたのだろうと想像を掻き立てられました。女性は相性の良い男性に出会う事が出来れば幸せになれる、という言葉がまさにぴったりの一冊だと思いました。
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モニター
オープニングから波乱万丈な出来事が次から次へと起こり、先が気になって一気読みでした! ヒーロー、ヒロイン共に家族とのいろいろな過去が明るみになるにつれ、また、二人が惹かれあいながらも素直になれないところがこの先どうなるのか・・・ハラハラしながら読みました。ヒロインの姉妹の行方など、続きが気になる伏線があるので、そちらも早く読みたいです!
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モニター
心に秘密を抱えた二人が出会い、惹かれあいながら秘密を明かしていく。秘密を抱えているから結ばれない…読んでいくうちに先が気になってあっという間に読んでしまいました。男性の所有物としてではない幸せを求めるメグにエールを送ります。一番ほしいものが手に入って、幸せになってよかったね、メグ。そして、ベラとリーナの謎も気になるところです。
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モニター
牧師館に住む三人娘の一人“メグ”が厳格な牧師の父親から逃れ、ストーリーが始まる。夢見がちな少女だったメグが戦場でたくましく成長し、勇敢に貞淑に生きていく姿に尊敬を覚えました。ヒストリカルなので今とは違う服装や考え方、身分の階級など知らなかったこともあって楽しかったです。
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モニター
ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャルということで表紙からしてひと味違いました。セクシーで良かったです。ボリュームたっぷりで魅惑的な世界にどっぷりはまることができました。互いに強く求め合う二人が始終火花を散らす様子は良かったです。続きを予感させる終わり方でしたので続編を楽しみにしたいと思います。
物心ついたときから歴史に興味を抱き、8歳のときには3ページの歴史小説を書いた。地理と考古学の学位を持ち、特定の風景や場所から、小説を書くインスピレーションを得ることが多いという。とくにヴェネチアやブルゴーニュ、ギリシアの島々からはこれまでに多くのアイデアが生まれた。ヒーローのモデルにもなる最愛の夫とイングランドのベッドフォードシャーに在住。友人とフランセスカ・ショー名義での共著も多数ある。