ハーレクイン・シリーズ
“陽性”を示す妊娠検査薬を見て、ステファニーは呆然とした。 相手は、3カ月前にカリブの島で出会い、恋に落ちた男性デヴ―― 教養豊かでカリスマ性のある彼と自然に惹かれ合い、 生涯忘れられない素晴らしい一夜をともにした。 だが翌日、別れのメッセージを残し、彼は忽然と姿を消したのだった。 父親を知らずに育った彼女は、わが子に同じ思いをさせたくなかった。 あらゆる手を尽くし、ギリシアの地でようやく再会を果たすが、 そこにいた彼は、まるでステファニーの知る彼ではなかった。 彼女が愛した男の正体は、富豪一族の御曹司、ニコス・ヴァサロス。 驚きも冷めやらぬなか、辛辣な言葉がステファニーの胸に突き刺さった。 「金持ちと寝て妊娠するのが狙いだったのか?」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年09月05日
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- 著者
- レベッカ・ウインターズ
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- 訳者
- 氏家真智子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年08月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22338-8
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- 書籍番号
- I-2338
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モニター
とにかく助けてくれる人が沢山いて、ヒロインの行動力にあっぱれ!! でした。お互いに愛し合っているのにボタンの掛け違いから誤解が広がっていく、正に王道のストーリーです。2人が真摯に向き合うことの大切さが丁寧に書かれていました。
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モニター
ヒーローはお金持ちの御曹司であり、それとはまた別の姿もあるというドキドキの設定です。正体不明の彼をヒロインのステファニーが探し出し、ギリシャの小島で再会する場面は、まるで映画のワンシーンのようでした。再会後、訳も分からず彼から拒絶されるステファニーに切なくなったりもしましたが、お腹の子の誕生までに、2人が葛藤しながらも絆を深めていく様子に心打たれました。最後の最後までジーンとなる素敵な話でした。
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モニター
ヒーローは身勝手ですよね。ヒロインに仕事をすぐやめるようにいいますが、普通はすぐにやめられないですよね。ヒロインが仕事にやりがいを感じていたようなのに、すんなり引き下がったのは惚れた弱みなのでしょうか。ヒーローのすげない態度や言葉に耐えるヒロインには好感が持てました。
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モニター
ヒロインの生い立ちやヒーローに起こったことが少し重い内容なので、途中で何度も悲しくなりました。しかしそこはさすがレベッカ! ストーリー運びはもちろん、ヒーローの隠していたことがヒロインに知られる場面のタイミングや比喩も絶妙でした。個人的にレベッカをイマージュ三大作家に位置づけているのですが、やはりイマージュらしい、最後は心温まる素敵なお話でした。ロマンス小説初心者の方にも読みやすい、ロマンスの良さが心にしみる一冊だと思います。
アメリカの作家。17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。