ハーレクイン・シリーズ
プリンセスの誘惑 王家をめぐる恋 Ⅰ
プリンセスに恋の喜びを教えたのは、
身分を偽って彼女に近づいた男性だった。
マルワーン国のプリンセスであるリーナは、身分を隠してアメリカでの学生生活を楽しんでいた。そこにはこれまで得られなかった自由があり、彼女は恋も経験した。相手は経営学を学ぶセバスチャンという名の大学院生。二人は学内のカヤック講習旅行に参加し、急速に親しくなっていった。しかしある日、実は彼がリーナのボディガードだったことがわかる。裏切られた思いのリーナは、彼と別れた。心はひどく傷ついていた。そして八年後。意に染まない結婚話から逃れて失踪した彼女を、とうとう見つけだした調査員がいた。彼こそはリーナが二度と会いたくなかった男性、セバスチャンだった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年04月05日
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- 著者
- ルーシー・モンロー
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- 訳者
- 加藤由紀
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12376-3
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- 書籍番号
- R-2376
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- ミニシリーズ
- 王家をめぐる恋
読者レビュー
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モニター
国の存亡を懸けて出席したパーティーでプリンセスが出会ったのは敵国の皇太子。二度と人を愛さないと決めていた皇太子と、自分の結婚は国のためとあきらめていたプリンセス。そんな二人には、それぞれ忘れられる事はないと思える辛い過去があって、お互いに惹かれあうのに、心が近づく事ができません。長年の紛争を続けている国、抑圧された暗い過去、大切な人を守れなかった後悔。色々な問題をどう乗り越えていくのか、読み応え十分です!
アメリカ、オレゴン州出身。姉の影響でハーレクインの小説を読み始めた。大学在学中に“生涯でいちばんすてきな男性”と知り合って結婚し、子供が生まれてからは母親としての道を選んだ。2002年の作家デビュー以来、30作以上を発表している。18歳のとき旅行で行ったヨーロッパが忘れられず、今も時間があれば旅行を楽しむ。