ハーレクイン・シリーズ
明日が見えなくて
富豪一族の伝説 Ⅹ
彼にすべてをささげたかった。たとえ明日、死ぬことになろうとも。
看護師のビクトリアは、内戦状態にある南アメリカの島国、サント・ボニストの診療所で負傷兵の治療にあたっている。テキサスの大富豪である父からは、何度も帰国するよう言われてきた。だけど戦火におびえるこの町で、傷ついた人々を見捨てることなど決してできない。ある日、いつものとおり負傷兵をのせたジープが到着し、表に出てみると見知らぬ男が車から降りてきた。野性的で傲慢そうなほほえみ。でもなぜか目を離せない男性だわ。全身を貫いた奇妙なうずきから逃れたくて、彼に背を向けたビクトリアは、背後から名前を呼ばれて凍りついた。「ビクトリア」なぜ? どうして彼が私の名を?
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年07月05日
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- 著者
- ビバリー・バートン
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- 訳者
- 藤田由美
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- 定価
- 737円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-61063-0
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- 書籍番号
- N-1063
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- ミニシリーズ
- 富豪一族の伝説
読者レビュー
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『富豪一族の伝説』第十話です。戦場と化した、明日さえもわからない町で出会ったヒーローとヒロイン。いつか恋に落ちた二人は、むさぼるように愛し合いますが……。