ハーレクイン・シリーズ
数多の女性たちを虜にしておきながら、愛だけは与えない男。 それが家政婦のエマが7年間仕えてきた雇い主、 世界的なホテル王チェーザレ・ファルコネッリだ。 彼に快適な生活を送らせるべく、エマは料理や掃除はもちろん、 ときには主のベッドに居座る美女を追い払う役目までも担ってきた。 でもまさかそのベッドで、私自身が目覚めることになるなんて……。 一人きりで迎える朝は冷え冷えとしていた。 彼は欲望を満たし、私は純潔を捧げた。それだけのことよ。 3カ月後、エマは妊娠していた。病身の彼女にとっては奇跡だった。 だがそんな事情も知らず、彼はエマに愛人になるよう迫り……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年08月05日
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- 著者
- ジェニー・ルーカス
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- 訳者
- 三浦万里
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年07月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12987-1
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- 書籍番号
- R-2987
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モニター
ところどころ出てくる急な展開がロマンスの王道だと感じました。タイトルではもっと冷酷で傲慢なヒーローを想像していましたが、実際は繊細な心の持ち主で、そんなヒーローの良き理解者であろうとするヒロインはとてもお似合いのカップルだと思いました。
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モニター
とても楽しく読みました。まさしく皆が憧れるシンデレラストーリーだと思います。ヒーローが愛を信じていないのでその心を溶かすのに随分時間がかかりましたがヒーローは初めからヒロインにメロメロなので早く自分の気持ちに素直になれば丸く収まったのに…。最後には羨ましいぐらいのハッピーエンドですので安心して物語を楽しみました。またこの作家さんの作品を読んでみたいと思いました。しかしゴージャスな世界観でした。
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モニター
生涯愛すると誓った女性に裏切られ「人を愛する」ということに億劫になってしまった富豪・チェーザレが家政婦・エマの温もりに触れ、また再び「人を愛する」ことで生まれる葛藤に苦しむ姿に、私自身も過去に似た経験をしたことがあるので思わず自己投影してしまいました。総ページ数が160P弱と比較的短くまとまっているので、まだ読書をする習慣の無い方や空いた時間に手軽に読書をしたいと云った方にオススメしたいと思います。
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モニター
ヒロインとの関係が一夜にしてかわってしまった後のヒーローの行動には、腹が立ちました。読者には、ヒーローの心情描写でヒーローがヒロインにメロメロなのはバレバレなのに、なぜそこまで頑なに「愛」を拒否するのか、理解しがたかったです。そんなヒーローと敵対しているヒーローの亡き妻の兄が主人公の作品が読んでみたいな、と思いました。今作では、ヒロインにひかれているようでしたが、去り際が男らしく、格好良かったので、彼にも幸せになってほしいと思いました。
書店を経営する両親のもと、たくさんの本に囲まれ、アイダホ州の小さな町で遠い国々を夢見て育つ。16歳でヨーロッパへの一人旅を経験して以来、アルバイトをしながらアメリカ中を旅する。22歳でのちに夫となる男性に出会い、大学で英文学の学位を取得した1年後、小説を書き始めた。育児に追われている今は執筆活動を通して大好きな旅をしているという。