ハーレクイン・シリーズ
二人の出会いは電撃的だった。 チェーザレの運転する車に轢かれそうになったアーヴァは、 急いで車から降りたゴージャスな彼に目が釘付けになった。 互いに名前を名乗り合う間も惜しいほど二人は瞬時に燃えあがり、 気づけば車のボンネットの上で愛し合っていたのだ。 コモ湖畔に大邸宅を構える億万長者チェーザレとの結婚と妊娠、 愛娘の誕生──完璧な甘い夢だった。夫が妻子を顧みなくなるまでは。 不在がちなチェーザレに寝室で冷たくあしらわれたとき、 必死ですがるアーヴァの耳に、夫のとどめのひと言が聞こえた。 「僕は君がほしかった。だが君を愛していると言ったことはない」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年08月05日
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- 著者
- マヤ・ブレイク
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- 訳者
- 深山咲
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年07月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12985-7
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- 書籍番号
- R-2985
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モニター
挑戦的で勝気なヒロインのアーヴァと高圧的で非の打ちどころのないチェーザレの駆け引きが大変面白かったです。簡単には愛を与えてくれないチェーザレにはヤキモキしますが、話もテンポよく進み、極端で激しい2人の愛の形に、いつの間にか没頭出来ました。人物や色彩の描写がとても丁寧です。ヒロインの赤い髪と緑の瞳、ヒーローの黒髪や数々の豪華な衣装など・・・鮮やかに目に浮かんで感情移入しやすい作品だと思いました。
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モニター
まずタイトルにとても惹かれました。初めて読む作家さんだった上、最近はイマージュの穏やかな作風のお話ばかり読んでいたので、「情熱的でドラマチックな作風」に少し不安もありました。読み始めるとぐいぐい引きこまれ、一気に読むことが出来ました。困難を乗り越えていくカップルの姿は、とても素敵でした。
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モニター
情熱的な出会いにより惹かれ合い、新しい命とともに家族になった二人は、それぞれが育った環境や家族により深い傷を負っていたが、お互い理解できないまま、葛藤を抱えながらも惹かれ合う。もどかしくもあり、一途で純真な思いが伝わり、ひたむきな二人を羨ましく感じながら読み進めました。愛こそが誤解を解き、相手を思いやる心を育てることを実感しました。
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モニター
夫婦の再生への過程が描かれた物語です。ヒーローとヒロインそれぞれの苦悩に「うんうん」と頷きながら読み進めました。本当の意味での問題解決には遠い道のりですがこの家族の幸せのカタチを応援したくなりました。
イギリスの作家。妻であり2人の子どもの母でもある彼女がロマンス小説の虜になったのは、13歳のとき。姉から借りた1冊のハーレクインがきっかけだった。そんな彼女にとって、ハーレクイン社でのデビューは夢のようだったと語る。執筆に没頭していないときは、旅行やツイッターが好きだという。