ハーレクイン・シリーズ
奇妙な家庭教師
大富豪が雇った偽りの家庭教師――
彼女は、まだ恋を知らない伯爵令嬢。
伯爵令嬢のオクタヴィアは亡き伯母からロンドン郊外の屋敷を相続する。 遺言状には屋敷を伯母の知人バラクラフ家に半年貸すとも記されていて、 彼らが到着する前に見ておこうと、彼女は現地へ向かった。 だが、そこにはすでに先客がいた――大富豪エドワード・バラクラフ。 とてもハンサムだけれど、あの険しい表情はまるで“鬼”だわ! しかも、彼女はエドワードに家庭教師志望の女性と勘違いされてしまう。 どうやら彼は慣れない姪たちの世話に困っているようだと気づき、 オクタヴィアは自分の素性を明かさぬまま、 この魅力的な“鬼”に雇われることにするが……。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年08月05日
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- 著者
- シルヴィア・アンドルー
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- 訳者
- 江田さだえ
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年07月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33193-9
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- 書籍番号
- PHS-93 (初版HS-252)
読者レビュー
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モニター
読んだ後にとってもさわやかな気分になれる作品です。登場人物はそれぞれ個性的で大変魅力的なので、皆が幸せになってくれるのか、ハラハラしどおしでした。また、主な舞台となる田舎の描写が心地よく書かれており、小説の中の世界に憧れながら読みました。
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モニター
いつの時代でも、どんな身分でも、思い通りにいかないことはある。けれども、今いる状況に満足できなければ、自分から動いてみればいい。そこには新しい世界があり、新しい人との出会いがあり、新しい自分になれるよって、優しく背中を押してくれる1冊です。
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モニター
豪華なドレス。華やかな社交界という現代ではない設定が優雅な気分に浸れます。もしも自分がこういう身分だったら・・・という願望を叶えてくれる物語。身分を隠して知り合い、見解の違いからケンカばかりの二人だけど、やがて惹かれあっていく。きみが好きでたまらない!! なんて、言われたい!! 情熱的に求められたいですよね。運命を後押ししてくれる魔法のような出来事は不思議でコミカル。テンポよく読めました。
英国の有名カレッジで長く副校長を務めていた。初めて小説を出版したのは1991年、ハーレクイン・ミルズ&ブーン社からで、以来、主にヒストリカルを執筆している。男性に求めるのは高潔さだと語り、政治家にそれを求めるのは難しいとも。40年以上連れ添った夫と愛犬と共にイギリス南西部に暮らす。