ハーレクイン・シリーズ
1年前に事故で両親を亡くし天涯孤独になったエレノアは、 遠縁の公爵未亡人のもとに身を寄せ、話し相手を務めている。 そんな彼女が寝ても覚めても頭に思い描くのは、 公爵未亡人の孫、ジャスティン――経験豊かな金髪碧眼の公爵だ。 しょせんは身分違いの片想いだと自分を戒めるエレノアに、 ある日、社交界デビューの話が持ち上がった。 しかも公爵未亡人が後見人に指名したのは、なんとジャスティン。 彼女がきちんと嫁げるよう持参金を用意してやると話す彼の、 どこか面白がっているような様子に、エレノアは傷ついた。 彼は適当な花婿を見つけて、私を追い払おうとしているんだわ!
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年08月05日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 清水由貴子
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年07月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33192-2
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- 書籍番号
- PHS-92
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モニター
ヒストリカルはあまり好きではなかったですが、今回これを読んですごく好きになりました。久々に読み応えのある本が読めて大満足です。ジャスティンみたいな男性になぜか女性は惹かれてしまうんですよね。とても良かったです。
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モニター
公爵伯爵とお姫様ばかりが出てくるヒストリカルは苦手という人も多いのですが、本作品はとても読みやすかったです。傲慢とたびたび言われる公爵のヒーローも、親近感が持てる嫌味じゃない人でした。ヒロインにメロメロで暴走しやすいのが欠点であり魅力に思えました。ヒロインも妙なプライドの高さがなく、親しみやすい女性。裏で糸を引く公爵未亡人が要所要所にいい突っ込みをしてくれるのが楽しかったです。
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モニター
さすが、キャロル・モーティマーというか感嘆のため息しか出ない素敵な物語でした。ロマンスはもちろんですがヒストリカルもこんな素敵に書いてしまうんですね。ヒーローとヒロインの心情描写も丁寧で温かい気持ちや優しさが伝わってきました。そして、物語の謎解きも読み応えがありました。関連作全て読みたいです。
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モニター
登場人物の魅力がガツンと伝わってくる描写で、感情移入がしやすかったです。容姿容貌の描写、性格の描写もですが、クラシックで耽美的な印象の服装の描写からもどんな人物か見えてくる感じがして、素敵だと思いました。ラブストーリーであるだけでなく、ミステリー要素もあるので、余計に楽しく読めた気がします。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。