ハーレクイン・シリーズ
社長秘書キットの夢は、愛し愛される夫と結婚し子供を授かること。 そんな彼女はボスのアレックスに密かに恋をしていたが、 仕事が成功し祝杯をあげた夜、ついに念願叶って彼と一線を越えた。 翌朝、幸せな気分で出社すると、さっそく社長室に呼ばれ、 甘いひとときの続きを予感して胸をときめかせた。 ところが、彼女を待っていたのは、 アレックスの思いもよらない言葉だった。 「ゆうべのことは後悔している。結婚も赤ん坊もごめんだからね」 ああ、こんな冷たい人に恋してしまったなんて、なんて馬鹿なの……。 3カ月後、キットは何も告げず会社を去った――彼の子を身に宿して。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年08月20日
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- 著者
- ミシェル・ダグラス
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- 訳者
- 宇丹貴代実
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年07月31日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22335-7
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- 書籍番号
- I-2335
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モニター
キットの心の動きが手にとるように伝わる一冊です。自分ではいけないと思いながらも、惹かれてしまう恋の魔力。その思いは深く、重いもの。「どうしてなの?」の思いが、この後どうなるのか、ドキドキしながら読んだ一冊です。
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モニター
初めて読む作家さんだったので、どんな展開が待ち受けているのか楽しみながら読みました。まずアレックスの情の深さにすごく切なくなりました。そして事情も知った上でのキットの態度。う~ん、そうくるかって感じでした。他の登場人物も個性があって○○○包丁には笑えました。作品の内容を考えれば、できれば生まれてくる赤ちゃんの性別が知りたかったなぁ。
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モニター
読んでいてすっごくじれったい! ヒロインはヒーローのことをすっごく想っている。ヒーローもヒロインのことを想っているのに、ヒーローは昔のある出来事からヒロインと赤ちゃんのそばにはいられないと思いヒロインから遠ざかろうとする。それがヒロインのためと思うから…。最後にはヒーローの迷いも吹っ切れて良かった。できたら赤ちゃんが産まれた後の話も読みたかった。
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モニター
元妻のせいで新しい家庭を築くことのできないヒーローと、ヒーローとの間に出来た子供のために、何とか父親であることを認めさせたいヒロイン。社長と秘書の王道の様なお話ですが、ヒーローが周囲の人々との触れ合いによって変わっていく姿が感動的でした。
8歳のときに将来の夢を訊かれて、すでに「作家」と答えていた。チョコレートを隠し持つヒロイン、笑い方を知っているヒーロー、そしてハッピーエンドをこよなく愛する。全米読者選賞、ロマンティックタイムズの批評家選賞のほか、オーストラリアで“ロマンス界のアカデミー賞”と称されるRUBY賞にもノミネートされた、いま注目の作家。オーストラリア東海岸のニューキャッスル郊外に、夫とともに住んでいる。