ハーレクイン・シリーズ
18歳の夏、シルヴィは任地から帰国中の伯爵クリスチャンと出会った。たちまち恋に落ちて身を捧げた彼女は、任地に戻っていった彼からの連絡を待ったが、手紙1通届かない。弄ばれたと沈みつつ4年を過ごしたあと、シルヴィの目の前にクリスチャンが現れた。
母の難病を機に父が家を去って以来、ジェンは残された家族の面倒を懸命に見てきた。そのお礼として家族がプレゼントしてくれたのは、南太平洋の島で過ごす2週間の休暇! 開放的になったジェンは、魅力の塊のような男性ジークと短い恋愛を経験したが……。
兄の結婚式に参列するため、ギャビはハワイのカウアイ島にやってきた。誘われてサーフィンの講習を受けたとき、彼女はインストラクターのフィンに心を奪われた。たくましいだけでなく知性も漂わせたフィンが、彼女の人生を激変させることになるとは知りもせず。
ウィルがこの病院に戻ってくるなんて……。看護師のルーは1年前に別れた恋人の復職に動揺していた。亡き姉夫婦の代理出産を控えた今、小児科医の彼と一緒に働く自信はない。怯える彼女に、ウィルは酷薄な言葉を浴びせた。「すぐに次の男を見つけたようだな」
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- 頁数
- 320頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年07月05日
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- 定価
- 1,222円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年06月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80627-7
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- 書籍番号
- Z-27
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モニター
1冊320ページ! 少々厚めでしたが4つのストーリーが楽しめ一気に読み終わりました。個人的には『伯爵との消えない初恋』がお気に入り。こちらは19世紀の話ですが、文章から伯爵の色気が伝わってきてヒロインと共にドキドキしてしまいました。他の作品は現代のもの。時代背景が違う作品を一度に楽しめるのがこの本の特徴だと思います。それぞれ個性のある作品。余韻を楽しむために一日一話で読めば良かったです。
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短編集なのでテンポよくあっという間に読み終わることができました。オススメは『伯爵との消えない初恋』。ヒロイン・ヒーローはもちろん魅力的なのですが、その周りの登場人物たちにもとても惹かれました。C・モーティマーのことなので、きっと素敵なスピンオフがあると願っています。リージェンシーやヒストリカルは普段は読まないのですが、雰囲気が素敵だったのでこれからはそういった物語も手にとってみたいです。【モニター】
〔編集部より〕キャロル・モーティマーの『伯爵との消えない初恋』の関連作『碧の瞳の家庭教師』(PHS-82)は好評発売中です。『緋色の髪の乙女』(PHS-92)が8月5日に発売になりますのでご期待ください。 -
モニター
人気作家の饗宴とあって読み始めたらあっという間の短編集でした。キャロル・モーティマーの作品はヒストリカルで、『波打ち際のロマンス』と同じく少し短めですが、一気に引き込まれました。『情熱の落としもの』と『無垢なキューピッド』は少し長めで読みごたえあり、それでいて結末が気になって一気に読み進めました。『情熱の落としもの』は少し重い感じがしましたが、最後の締めかたに納得でした。是非読んで見て下さい。
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モニター
ヒロインが4人とも自立していて素敵な女性。男性に対して愛に溢れていても、次の一歩を踏み出す勇気を出せずにいる心情が描かれていて夢中になりました。何歳になってもときめく心は持っています。今回の作品はときめくと同時に自分がヒロインになれたらいいなぁと思いました。愛する人を幸せにするために守ってあげるかっこいい男性像が魅力的にうつりました。
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モニター
今年もまたホットで切ない恋のアンソロジーが登場しました。中でも、誰もが一度は巡り合ってみたい南の島での情熱的な恋を描いた『情熱の落としもの』は、その後のヒロインはどうなってしまうのかとても気になります。恋はヒロインと彼の二人だけのものだったはずが、愛に形を変えていくと周りの人間までもが複雑に関わってくる…。彼女が言った言葉が、周りの人間を幸せにしてしまうところに感動しました。きっとヒロインの魔法の言葉にハッとさせられるはずです。
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モニタ―
それぞれが誤解や間違った感情に翻弄されますが、最後はおなじみハッピーエンド。読み応えがありました。『伯爵との消えない恋心』はスピンオフが読みたくなる作品です。
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モニター
短編4作品を通して、出産や子供がキーポイントになっていて、個人的には共通点が少なかったです。私は二人がくっつくかくっつかないかといった瀬戸際のじれったい感じがとても好きなのですが、短編のせいもあるでしょうが展開が急すぎたように感じました。逆に展開が早いので、短時間で読むことができます。文章が2段構成になっていて一瞬読みづらいかなと思いましたが、そうでもありませんでした。
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モニター
4作品ともに女性が夢見るホットな恋が描かれています。誤解により生まれてしまった憎しみと憤怒、それらが愛情を取り巻くエネルギーとなり再会したときの男女に愁いと秘めた情熱を与え、魅力的な二人となる過程が醍醐味です。職業など明かさずに出会い、魂から惹かれ合う二人に憧れを感じました。未婚者にも既婚者にもお勧めの一冊です。
1978年にデビュー以来、実に150作以上の作品を生みだした。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、作家になることを決意。物語を書き進めていくうちに徐々に主導権が登場人物へと移り、いつしか彼らが自由に物語を紡ぎはじめるのだという。
オーストラリアの作家。教師、商店主、旅行代理店などさまざまな職業を経験したあと、1992年に新たなチャレンジのつもりで作家を志す。2年後にデビューを果たした。現在はロマンスの書き方の講座も持っており、教えることが彼女自身の本を書くうえで大きなプラスになっているという。
USAトゥデイのベストセラーリストにも登場歴を持つ彼女は、アメリカのロマンス小説界でナンバーワンの売り上げを誇る人気作家。現在、家族とともに生まれ故郷のバージニアで暮らしている。コミカルでセクシー、かつ読み終えたあとも印象に残るような人物が登場する作品を好むという。そんな彼女を、超人気作家ダイアナ・パーマーも「ハーレクイン・ディザイアの作家陣のうちでもっとも優れた作家の一人」だと絶賛している。
オーストラリアに生まれ、美しいブリスベーンの町に住む。看護師としての専門的な興味からメディカルロマンスを読み始め、趣味でロマンス小説を書いていた母親の影響で、やがてみずからも執筆に挑戦。ハスキーボイスの歌手、ビーチ、おいしい料理とワインに目がないという。