ハーレクイン・シリーズ
若くして結婚したジェイムは夫から酷い暴力を受け、 心身共にぼろぼろになっていた。そんな彼女の唯一の救いが、 義弟のベンの存在だった。だが、ある夜を境にふたりは離れ、 15年後──ひとつの命が再びふたりを引き合わせる。
借り物の高価なドレスに身を包み、別人のように変身して、 あるパーティに出席した貧しい秘書のジェーン。 理想の男性アダムと出会い惹かれるが、身分違いに怯むあまり、 偽の連絡先だけを残して彼の前から姿を消す。
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- 頁数
- 320頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年07月20日
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- 定価
- 876円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年07月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-79611-0
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- 書籍番号
- RVB-11
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モニター
90年代に夢中でハーレクインを読んでいた自分には、とても懐かしいお二人の作品でした。まさに35周年を記念するにふさわしい作家さんたちだと思います。二つの作品は、とても違っていて、『危険な再会』ではヒーローとヒロインの緊張感のある会話にドキドキして、『シンデレラの恋』では、田舎の穏やかな空気の中で進んでいく二人の恋の成り行きを楽しみました。どちらも王道のハーレクインだと思います。もし、ハーレクインを初めて読んでみようかなと思っているなら、ぜひこの作品を手に取ってほしいです。ほぼ一冊分のお値段で、二作読めるのも(それもこのふたりの作家さん)、お得感満載でした。
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モニター
『危険な再会』はヒロインとヒーローの葛藤が丁寧に描かれており、読み進むうち、どんどん距離が縮まっていくのにドキドキしました。『シンデレラの恋』はヒロインの秘密が明らかになっていくにつれ、ページを捲る手が止まらないほど、一気に物語に引き込まれました。
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モニター
さすがロマンス特選! 2作品ともすごくいいです。『危険な再会』はどうして15年も会っていなかったのか?という疑問と絶対何かが起こるはずという期待でどんどんページが進みました。主人公の過去を知り、支えてきた彼とのハッピーエンドを願わずにはいられませんが、簡単にいかないところがおもしろいです。『シンデレラの恋』のヒロインは魅力的でモテる人。アダムは包んでくれる愛情を持った人で、すごく素敵でした。彼と出会った時に、結ばれる運命は決まっていたのでしょうね。
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モニター
『危険な再会』はつらい過去を背負いながらも一生懸命頑張るヒロインが素敵でした。幸せになって!と、応援したくなるお話です。『シンデレラの恋』のヒーローはもちろん、ヒロインを大切に想う周りの人物たちも魅力的です。その後の様子をのぞいてみたくなる物語でした。
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モニター
1冊で2作品読める魅力的な1冊。1作品目は若いころにすれ違ってしまった2人が、年を重ねたことで様々な思いも交錯するという展開に、主人公へ感情移入しすぎてやきもきしてしまいました。2作品目は、一晩だけ別人のように振る舞うという憧れの機会や、気になる相手に素直に向かっていけない複雑な心境など主人公に共感できる部分が多く作品に入り込めました。2作品ともある男性との出会いが運命を変えます。新しい出会いが欲しくなりました。
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モニター
『危険な再会』ん~、じれったい。15年だよ15年。愛してるのに、愛する気持ちを封印したジェイム。ベンも素直になれない。信じるのが怖いジェイムにあと一押しが必要なのに、もつれた糸がなかなかほぐれなくて。もつれた糸がほぐれあるべき幸せな家族へと生まれ変わる姿に思わず、笑みが溢れてきました。『シンデレラの恋』おとぎ話のシンデレラ、起承転結はわかっているけど……。アダムの「大事なのは将来」の言葉にジェーンの心は魔法にかかったシンデレラのようにキラキラ輝きます。過去を乗り越え幸せな姿に共感が持てました。
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モニター
簡単に未婚の母にはなれないと思うがハーレクインにはよくある未婚の母という題材。数年たってから再会…で物語が始まり話が進んでいくパターンがモニターでなければ読まなかったかもしれません。もうひとつの方はまさにシンデレラ♪これこそハーレクインです。一気に読んでしまいました。
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モニター
本の厚みがあり、読み応えがあります。2本のお話が入っており、どちらも大人の恋のお話ですが、それぞれ違った雰囲気の物語で楽しめます。『危険な再会』は会話が多く、登場人物たちの声が聞こえてくるようです。最後はとても嬉しいラストが待っています。『シンデレラの恋』は少し切なくしっとりしたお話です。心に何か温かいものが残るようなラストで余韻に浸れました。
イングランド北部の町に生まれ、現在は息子と娘、2人のかわいい孫がいる。自分が読みたいと思うような物語を書く、というのが彼女の信念。ハーレクイン・ロマンスに登場する前から作家として活躍していたが、このシリーズによって、一躍国際的な名声を得た。他のベストセラー作家から「彼女に憧れて作家になった」と言われるほどの伝説的な存在。
ロマンス界を代表する大御所。著名な作家だった曾祖父から物書きの遺伝子を受け継ぐ。新聞記者を経て21歳で結婚後、ロマンス作家として多くの物語を生んだ。ロマンスに関する独自の持論で後輩作家と意見を闘わせることもあったが、とても慕われていた。2007年、惜しまれつつこの世を去る。1980年代に書かれた長編は特に人気があり、入手困難のなか世界中のファンが彼女の本を探し求めているという。