ハーレクイン・シリーズ
イザベラはローマの街角のさびれたカフェで、 身重の体を抱え、住み込みのウエイトレスとして働いていた。 愛するアントニオにいわれのない濡れ衣を着せられ、 豪奢なアパートメントから身ひとつで追い出されたあの日、 彼の兄ジョヴァンニは、弟の誤解を解いてやると言ったのだ。 藁にもすがる思いで彼についていったイザベラは、 長年にわたる兄弟間の確執など、知るよしもなかった。 ジョヴァンニはイザベラに慣れない酒を飲ませ、そして……。 絶望の淵をさまよいながらひっそりと身を隠すイザベラの前に、 あろうことかアントニオが現れ、蔑みの形相で驚愕の事実を告げた。 「兄は死んだ。そして、なぜか君に莫大な遺産を遺している」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年07月20日
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- 著者
- スザンナ・カー
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- 訳者
- 春野ひろこ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年07月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12982-6
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- 書籍番号
- R-2982
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モニター
スパイシーなロマンスの展開に先が気になり、読んでいくうちに物語に引き込まれてしまいました。どんな恋愛にも乗り越えるべき壁はあるけれど、真に思い合うが故に行き違いすれ違いあう中での葛藤に、歯がゆい切なさを感じました。夏にぴったりな、情熱的作品だと思います。
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モニター
ヒロインを誤解しているのに、惹かれる気持ちを止められないヒーローの葛藤っぷり、独占欲でモヤモヤ、がツボでした。情熱的でホットな官能シーンもおすすめです。
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モニター
深く愛しているからこそ傷つくのを恐れ、相手の気持ちや言葉を信じられずすれ違う二人に「早く幸せになって!」と、最後までやきもきさせられました。ヒーロー、ヒロインともに感情移入できる魅力的な人物なので、余計にその思いが強かったです。何度も泣かされました。アントニオのひたむきな愛には胸打たれました。あんな風に愛されたい!!
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モニター
イサベラとアントニオは、兄の遺言で再会しますが、お互い惹かれあっているのに兄の策略が原因で素直になれません。ハラハラしながら一気に読んでしまいました。
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モニター
ヒーローの兄のせいで別れた2人が再会して、別れた原因が兄の企みだと知ったヒーローがヒロインを取り戻すために頑張る姿が良かったです。今までに読んだことのない感じでとてもよかったです。
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モニター
兄弟の確執に巻き込まれどん底に追いやられ妊娠してしまった女性ベラと、兄によってすべてを奪われ残ったお金と傲慢さを盾にした男性アントニオのお話です。いまでも愛し合っているのにお互いが裏切られたと感じながらも、問題解決へと向かっていきます。ベラはアントニオに対する愛があるため、彼を否定できないもどかしさが読んでいて何とも切なかったです。
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モニター
ハーレクインにしてはあまりない題名かと思います。主人公のイザベラとアントニオは最悪のカップルの印象がありました。素直になれないヒロインと屈折したヒーローです。でも弟をよく思わない兄ジョヴァンニの策略にかかってしまった二人。二人が子供のことを考えながら、気持ちが伝わらない。最後までやきもきさせられましたが、アントニオはかっこよかったです。
10歳から熱心なロマンス小説読者だったが、家では禁じられていたため、図書館や双子の姉がこっそり隠し持っているものを読んでいたという。大学卒業後、本格的にロマンス小説を書き始めた。現在、アメリカ北西部沿岸に家族と暮らす。