ハーレクイン・シリーズ
憎まれても君が欲しくて
華麗なるシチリア Ⅲ
最愛の兄の死は、彼のせい。
今も憎んでいる、彼のせい。
ヴァレンティーナは、幼いころからずっと、 兄の親友でシチリア名家の御曹司、ジオ・コレッティに夢中だった。 彼の所有する馬から落ちた兄が、不慮の死を遂げるまでは……。 ジオへの愛と、兄を失った深い悲しみに引き裂かれ、 心のやり場を失くしたヴァレンティーナは、ひたすらジオを憎悪した。 7年後。ヴァレンティーナはコレッティ家主催のパーティーで、 年齢を重ね、いちだんとゴージャスさを増したジオと再会する。 「あなたの顔なんか見たくもないわ!」震える声で突き放したが、 ジオはふたりの間に飛び散る火花を見て見ぬふりはしなかった。 「ぼくに惹かれる自分を恨むな。憎むなら、ぼくを憎め」 そう言うと、ジオはヴァレンティーナに激しく口づけた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年07月20日
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- 著者
- アビー・グリーン
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- 訳者
- 山本翔子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年07月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12981-9
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- 書籍番号
- R-2981
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- ミニシリーズ
- 華麗なるシチリア
読者レビュー
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ロンドンに生まれ、幼少時にアイルランドに移住。10代のころに祖母の愛読していたハーレクインのロマンス小説に夢中になり、宿題を早急に片づけて読書する時間を捻出していた。短編映画のアシスタント・ディレクターという職を得るが、多忙な毎日の中でもハーレクインの小説への熱はますます募り、ある日辞職して、小説を書きはじめた。