ハーレクイン・シリーズ
身重のミアは、大切な友人の葬儀に参列していた。 遺族席に目をやると、厳しい表情の彼がいた。 友人の兄イーサン・カーヴェル──ホテル経営で巨万の富を得た、 傲慢きわまりない億万長者だ。 7年前、ミアとイーサンは出会い、ひと目で激しい恋に落ちた。 だが彼はある誤解から彼女を捨てて、一方的に去っていったのだ。 そして今、ミアのおなかの子の父親が弟だと聞きつけると、 彼女を詐欺師呼ばわりし、財産目当てと決めつけて責め立てている。 もし真実を告げたとしても、きっと彼は信じないだろう。 私が純潔を捧げた人は、あとにも先にも彼一人だということを。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年07月05日
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- 著者
- キャロル・マリネッリ
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- 訳者
- 遠藤靖子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年06月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12980-2
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- 書籍番号
- R-2980
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モニター
最初から緊迫感あるシーンでドキドキしながら読み始めました! ヒロインとヒーローの間には過去に何があったのか?! 少しずついろいろな真実が明らかになってくるにつれ、ヒロインの切なさ、ヒーローのやるせなさが伝わってきて、この先どうなるのか気になり最後まで目を離せませんでした! それにしても、二人ともよく頑張ったね!!
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モニター
大切な友人の死、その人の子供を身ごもっている主人公ミア、そしてその遺族である兄イーサン。7年たった今でも・・・こんな話の始まりで頭の中は、ん?なに?どうして?だらけで早く真相が知りたくなり、休む暇なく一気に読んでしまいました! 最後まで楽しく読むことができました。
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モニター
終始、身重のミアの体調が気になり夢中で一気に読んでしまいました。単なるロマンスの展開だけではない、愛を受け取れなかった者の複雑さ、多様な愛の形があり、人生の過酷さと喜びを見い出せました。もし現在が良くない状況であっても、希望の湧いてくる1冊です。加えてオーストラリアのクイーンズランド州、自然豊かで海が見えて、野生の動物に触れ合え等映画を見ているようで実際にクイーンズランド州に行ってみたくなりました。
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モニター
このとんでもなく複雑で絶望的な物語には希望があるのか。あるのであればそれは一体いつ見えるのか。ハラハラさせどおしの展開にぐいぐいとひきつけられページをめくり続けました。聡明なヒロインが非常に好印象でした。
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モニター
人の話を聞けず、自分の決断に疑問を持たないイーサンを相手にするミアの苦悩はとても大きいと思う。まして妊娠中ともなればなおさらだろう。もう少しミアの話を聞いていれば別れずに済んだのに…頑張れミア。ミアは子供に「愛」以外の理由と言っていたけれど、そこにはイーサンに対するのとは違う「愛」が確かにいると思う。そうでなければ、子供を産んで育てようとは思わないから。生まれた子供とともに幸せになってほしいと心から願っている。
イギリスで看護教育を受け、救急外来に長年勤務する。バックパックを背負っての旅行中に芽生えたロマンスを経て結婚し、オーストラリアに移り住む。現在も3人の子供とともに住むオーストラリアは、彼女にとって第二の故郷になっているという。