ハーレクイン・シリーズ
いわれなき噂を立てられ、社交界を追われたリディア。 ある夜、張り込みの記者につかまり、 はずみで足首を怪我したところを、放蕩子爵エイドリアンに助けられた。 今までつらい目ばかりを見てきたリディアは、 彼の優しさに触れ、たくましい胸に思わず飛びこんでしまう。 それは、女としての悦びを初めて教えられた一夜だった。 また彼と会いたい……でも、これ以上噂の的になるわけにはいかない。 そう思った彼女は、心を鬼にしてエイドリアンを追い返した。 まさかその後、彼の子を身ごもったことを暴く記事が、 新聞紙上に躍ることになるなど夢にも思わずに。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年07月05日
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- 著者
- ダイアン・ガストン
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年06月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33190-8
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- 書籍番号
- PHS-90
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モニター
テンポよくストーリーが進行するので長くてもあっという間に読めました。ヒーローは最初は少し頼りない感じですが、ヒロインのため物語の中で成長していく姿に好感が持てました。主人公の二人だけでなく、二人の周囲の人々の物語にも注目です。
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モニター
とても楽しくあっと言う間に読んでしまいました。ヒーローはヒロインに会った瞬間に一目惚れ状態でずっとメロメロでしたね。ヒロインは少し頑なな感じだけれど私はすんなりと読めました。サイドストーリーでヒロインの侍女のロマンスがあるのですが、侍女が秘密を相手の男性にペラペラと喋ってしまっていて嫌だなぁと思いました。全体的にスラスラと読めて良かったです。
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モニター
エイドリアンとリディア、サミュエルとメアリーという二組の恋模様が紆余曲折を経て、最終的には互いのわだかまりが消え去り見事に成就します。読んでいた私も安堵して気が付けば涙を流していました。エイドリアンとサミュエルが、それぞれリディアとメアリーに出逢ったことでページを重ねるごとに人間として男として成長していく姿も読んでいて感動させられました。またこの物語に関連作があるならば、是非とも読んでみたいと思います。【モニター】
〔編集部より〕ありがとうございます。関連作『侯爵のひたむきな愛』『歌姫に薔薇の花を』は電子書籍でお読みいただけますので、どうぞお楽しみください。 -
モニター
偶然、関連作に当たる作品を購入して読んでおり、その作品の中で、チラリと登場する本作のヒロインがずっと記憶に残っていました。前作での事件のせいで、苦しむヒロインと偶然出会ったヒーローが気持ちを育む過程がじっくりと描かれていて、じんわりした感動を味わえる作品だと思います。前作を読んでから読むとより楽しめるので、ぜひ、合わせて読んでほしいです。
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モニター
いわれなき噂を立てられて、すっかり心が傷ついたリディアが寄り添ってしまったのは、放蕩子爵のエイドリアン。エイドリアンの大きな愛情と、その愛情をリディアが信じられる時が来るのか、最後までドキドキしながら読んでいました。
軍人の三女として生まれ、子供時代、日本に住んだ経験を持つ。新しい土地でなじめず寂しい思いをしたとき、読書に心慰められたという。大学では語学に加え心理学も学び、卒業後はメンタルヘルス・セラピストとしてキャリアを積む。一男一女に恵まれたのち、子供のころ大好きだったロマンス小説の作家をめざし、見事ゴールデン・ハート賞を受賞し華々しくデビュー。英国摂政期を題材にした作品を得意とする。特技は歌をうたうこと、ダンス、ピアノ。ワシントン州在住。