ハーレクイン・シリーズ
愛を偽る誓い
愛を知らない二人が、夫と妻を演じる。
信じられるのは、互いの唇の甘さだけ。
レイラは母亡き後、横暴な義父に虐げられてきた。 狭い部屋に閉じ込められ、食事もろくに与えられない。 ビジネスの一環として、多額の金と引き替えに、 見ず知らずの男との結婚を決められても、レイラは逆えなかった。 結婚すれば、義父から逃げられる。誰とだってかまわない……。 強欲で好色な老人を想像していたレイラは、現れた相手を見て驚いた。 たくましくセクシーで、危険な雰囲気をたたえた男性。 この人が、多国籍企業経営者ジョス・カーモディ――私の夫なの? 不覚にも胸がときめいたが、彼はレイラを蔑んだ目で見ている。 “金の為なら、誰にでも身を委ねる女なんだろう”とでも言いたげに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年06月20日
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- 著者
- アニー・ウエスト
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- 訳者
- 熊野寧々子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年06月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12975-8
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- 書籍番号
- R-2975
読者レビュー
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モニター
ヒロインとヒーロー、お互いの気持ちや感情が交互に書かれていて、分かりやすく読みやすかったです。“誓い”や“契約”が、この本にどんな影響があるのか…二人にどんな過去があったのかと思うと、展開が楽しみで仕方ありませんでした! 新しい何かを始める人に読んでほしいと思いました。
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モニター
義父に自由を奪われた令嬢がヒロインなので、個人的には、あまり共感できない部分がありました。でも、ヒロインがやっと秘密をヒーローに打ち明けた時は、スッキリ(!)しました。それに、ヒロインのキャラクターや愛を知らなかったヒーローには、好感が持てるので応援したくなります。セッティングがもう少し庶民的だったら、良かったのかも。
家族全員が本好きの家庭に生まれ育つ。家族はまた、彼女に旅の楽しさも教えてくれたが、旅行のときも本を忘れずに持参する少女だった。現在は彼女自身のヒーローである夫と2人の子とともにオーストラリア東部、シドニーの北に広がる景勝地、マッコーリー湖畔でユーカリの木に囲まれて暮らす。