ハーレクイン・シリーズ
ミネットは何年も前からヘイズ・カーソンに想いを寄せていた。 しかし、彼から返ってくるのは激しい敵意と憎悪だけ。 「ぼくの弟が命を失ったのは、おまえのせいだ!」 一方的に罵られるたび、ミネットの胸は張り裂けそうになった。 そんなある日、ヘイズが何者かに撃たれて静養が必要だと知り、 ミネットは家族のいない彼を自分の家へ招くことにした。 誠意と真心をこめて接すれば、ヘイズはきっとわたしのことを……。 だが、彼女の甘い期待は突然明かされた驚愕の事実で打ち砕かれる。
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- 頁数
- 336頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年06月20日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 1,162円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年06月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80076-3
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- 書籍番号
- PS-76
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モニター
初ハーレクイン&ロマンス小説でした。恋愛中心の官能的な世界を想像していたので、恋愛の要素はあるものの家族や同僚、友人たちとの温かいやり取り、それぞれの考え方や人生観などが深く心に沁み入り、目から鱗でした。なかでもヒーローが飼っているイグアナやヒロインが育てている子供たちが秀逸で、二人の恋にいい味を添えていました。
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モニター
〈テキサスの恋〉をご存知の方、愛してる方はもちろん楽しめます。知らない方、読んだことのない方でも引き込まれて、シリーズを最初から読みたくなってしまう面白さがあります。特に今回のヒーローは脇役の中の脇役と思っていただけに…。また、ヒロインが自立した女性であり、ヒーローと対等の立場にあるものの純真さが見え隠れするギャップも魅力です。
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モニター
ヒーローは恋人も家族もなし。イグアナと同居中の保安官。ヒロインは本人の知らない実父が麻薬王で、麻薬で死んだ弟のことでヒーローに恨まれているという私にとっては想像を超える設定です。前半はヒーローが恋に落ちる過程がじっくりと描かれ、後半はそれとは打って変わってスリリングなストーリー展開に。実父や知人など名脇役が実にいい。果たして誰が誰の「守り人」なのか。意味をかみしめるちょっぴりビターなラブストーリーです。
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モニター
〈テキサスの恋〉シリーズ第1作目からの愛読者ですが、25年あまりの時を経てもなお次回作を期待してしまうのは私だけではないと思います。今回の作品は、やっとこの2人の登場かとファンなら誰もが待ちこがれていたヘイズとミネットのラブストーリーです。ヒロインの純真さやひたむきさ、そしてヒーローの男らしさがストーリーにしっかりと描き込まれ、また麻薬関連の事件との絡みもあり、2人の恋の行方にドキドキワクワクしながらページをめくっていきました。初めてこのシリーズを手に取る方も、ファンの方も引き込まれる作品となっています。
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モニター
クラスにひとりはいる「ハーレクイン・ロマンス」のファン。その子たちに、「すごくおもしろいよ、読んでみて」と言われるたびに私は、「受験が終わったら」と答えていました。何故なら、さして読書家でもなかった親友が、これから読むハーレクイン・ロマンスのリストをつくり、本当に1~58まで読了していくのを、横で眺めていたからです。恐るべし、ハーレクイン・ロマンス!
受験も無事に終わり、ようやく大好きな読書三昧の日々を送れるようになりました。その記念すべき1冊目がダイアナ・パーマーの「愛の守り人」だったのです。メキシコという土地柄か、主人公のミネットと、恋人で保安官のヘイズがマフィアに捕らわれてしまい、ふたりの恋の行方よりもどきどきしました。最後には、ミネットはクリスマスにサラブレッドの子馬をプレゼントされたり、ヘイズの好物であるバナナのフライをつくるという平穏な日常が訪れ、ほっとひと安心。情熱的な恋愛小説を堪能しました。
シリーズロマンスの世界で、今もっとも売れている作家の一人。総発行部数は4200万部を超え、ベストセラー賞の受賞も十数回に及ぶ。1979年のデビュー当時より熱狂的なファンを数多く擁し、常に次回作の完成が心待ちにされている。かつて新聞記者として毎日締め切りに追われる生活を経験したことから、多忙な日々をものともせず、ファンの期待に応えて情熱的な作品の執筆を続けている。ジョージア州在住。大の親日家で、日本の言葉と文化を学んでいる。2001年8月に初来日し、その魅力的な人柄でファンを虜にした。