ハーレクイン・シリーズ
「きみの名は?」名門貴族ジェームズ・オルドハーストに尋ねられ、 ベッドに寝かされた娘は必死で答えた。「わたしは、アン……」 嵐の夜、ずぶ濡れで行き倒れになっていたところを彼に拾われたが、 彼女は名前以外のいっさいの記憶を失っていた。 心身ともに弱り果て、不安ばかりが募るなか、 なにくれとなく世話をしてくれるジェームズに、 アンはいつしか特別な想いを寄せていた。 彼は誰もが結婚したいと憧れる魅力的な御曹司。 出自の知れない私なんかとかかわったら、彼の名誉に傷がついてしまう! ひそかに身を引く決意を固め、アンは屋敷から姿を消した……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年06月05日
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- 著者
- シルヴィア・アンドルー
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- 訳者
- 深山ちひろ
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年05月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33188-5
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- 書籍番号
- PHS-88
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モニター
面白かったです! アンの正体は割と早くに分かるようになっていたので、後はアンの記憶が戻ってめでたし、めでたしで終わるのかなと思っていました。ところが!! いい意味で裏切られましたねー。
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モニター
本を読んで、こんなにドキドキハラハラしたのは久しぶりです。次から次へとやってくる困難にページをめくる手が止まりませんでした。ヒロインはもちろん芯が強くて素敵な女性なのですが、今回は凄くヒーローに心惹かれました。優しくて紳士で正義感のある魅力的な人です。読み終わった時に心がほんわりと温かくなりました。
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モニター
ジェームズと記憶を失ったアンの物語です。記憶喪失と言っても今までに読んだことの無い展開で話が進んでいきます。後半のジェームズのアンに対する心遣いにときめきました。とても広い心でヒーローはヒロインを待ち続けます。その描写がとても細かく描かれていて、目をとじると光景が浮かぶようでした。最後まで読み終わった時、二人の恋の続きをもっと読みたくなりました。夢中で読んでしまう一冊です。
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モニター
怪我をして記憶喪失になった女性に惹かれるジェームズ。素性も何も知らないのにお互い惹かれあっていく様子はロマンティックと思いつつも、危うい感じがしてドキドキしました。普段紳士なジェームズがイライラしている様子も、ロンドン社交界の事もうかがい知れて楽しかったです。
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モニター
家の近くで、瀕死の状態で倒れていた女性は、生まれも名前もわからないのに恋に落ちたと思ったのに、彼女は姿を消してしまって、彼の恋の行方はどうなるの? 再会できた時には、自分のことは忘れてしまっているなんて、運命はなんて残酷なの。彼の彼女を想う気持ちが、ところどころに盛り込まれていて、彼を応援したくなる物語です。
英国の有名カレッジで長く副校長を務めていた。初めて小説を出版したのは1991年、ハーレクイン・ミルズ&ブーン社からで、以来、主にヒストリカルを執筆している。男性に求めるのは高潔さだと語り、政治家にそれを求めるのは難しいとも。40年以上連れ添った夫と愛犬と共にイギリス南西部に暮らす。