ハーレクイン・シリーズ
母の顔も知らず幼少期を施設で過ごしたベルは、 10歳で養女になるが、養父母からの愛情を感じたことは一度もなかった。 養父母の死後、ベルは実の母親を探すためイタリアへ飛び、 悪魔のようにハンサムな男性レオンと出会う。 伯爵家の御曹司だという彼は、なぜかこちらの素性を知っていた。 ベルが親身に話を聞いてくれるレオンに強く惹かれはじめたとき、 彼が言った。「僕ならきみを実の母親に会わせてやれる」 やがて衝撃の事実が発覚する――ベルの母は、なんと彼の継母だったのだ。 生まれて初めて心惹かれた人が、まさか義理の兄だなんて! 妹とは程遠い感情をいだくことは、赦されざる罪……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年06月05日
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- 著者
- レベッカ・ウインターズ
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- 訳者
- 北園えりか
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年05月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22326-5
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- 書籍番号
- I-2326
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モニター
血のつながりと、愛との交錯に、いろいろ考えさせられました。ベルの心の変化にとても共感でき、まるで自分がベルになったかのような気持ちになり、どんどんお話の中に引き込まれてしまいました。読み始めると、その先の展開が楽しみになるお話です。
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モニター
養父母、継母、義理の兄・・・複雑な登場人物も理解出来て、一気に読みました。目に見えない何か--第六感のようなものが、人には備わっている気がしました。たった数日で人生が変わる、その瞬間をベルとレオンと共に体感できる一冊です。
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モニター
実の母を知らず、苦労して育った主人公ベルは、自立心があり気持ちのしっかりした素敵な人物で、応援しながら読み進むことができました。レオンの視線からは、ベルの黒髪やスタイルの良さなどが描写されていて、外見も素敵なことがわかりました。イタリアの明るい太陽のもと、恋や家族間の情愛や兄弟の葛藤などと、盛りだくさんな内容で楽しめました。
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モニター
母親の顔を知らずに育ち、愛を知らないヒロインのベルがとてもひたむきで、子供にも優しく素直で、好感が持てます。もう少し甘いシーンも読みたかったかなと思いましたが、最後まで幸せになれるかハラハラしながら一気に読み終えました。
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モニター
過酷な過去を背負い、乗り越えてきたベル。でも決して消えない心の傷があるのにとても強い心の持ち主のベルは素敵です。探していた母に出会えた喜びと複雑な展開にどうなるのかと思いました。最後の、男性陣の「呆然としている」姿が想像したらおかしくて笑いそうになりました。
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モニター
今まで読んだロマンスとは全く違う。男女のラブというよりも家族愛がテーマで、少々重い内容だった。ロマンスに至るまでの過程が丁寧で、盛り上がりを来したけど期待したけど、結構あっさりめ。どっぷりとした恋愛重視のロマンスが苦手な人にオススメ。ラストのドッキリが面白い半面、複雑な家庭環境の中、受け入れられるものなのか疑問。重いテーマの中、コンセッタの表情や愛らしい仕草が緊張を緩和してくれる。ベルとレオンのお互いに一線を引いているシーンがすごく好き。
アメリカの作家。17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。