ハーレクイン・シリーズ
だんなさまは四百ドル
ハンナはまだ見ぬ母に会うためにグレンウッドに向かった。偽りの夫とともに。
法に触れるようなことも平気でする、危険な男―。それがハンナのニックに対するイメージだった。警察官であるハンナは、この一年、署内でたびたび声をかけてくるニックの誘いを振り切ってきた。だがその日は、なぜか彼の誘いを受け、テキーラに酔った勢いで、こう口走っていた。「わたし、夫を必要としているの」と。生まれてすぐ養子に出されたハンナのもとに、実母から、まだ時間が残されているうちに会いたいと書いた、手紙が届いたのだ。母親が私立探偵を使って居所を捜しあてたとき、まだ結婚していないハンナは、老い先短い母を心配させないよう、週末、四百ドルで夫の役を務めてくれる男性を探していたのだった。「喜んで力になるよ」ニックはそう申し出て、ふたりはハンナの母が住む町グレンウッドへと向かった。
-
- 頁数
- 224頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2014年04月05日
-
- 著者
- スーザン・マレリー
-
- 訳者
- 米崎邦子
-
- 定価
- 737円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- ISBN
- 4-8335-5751-7
-
- 書籍番号
- N-724
-
- ミニシリーズ
- 愛を知らない男たち
読者レビュー
-
読者レビューはまだございません。
このシリーズもいよいよ最終話。ヘインズ家の四人兄弟の母親違いの妹、ハンナが主人公となっています。恋の町グレンウッドで繰り広げられる最後の物語を、どうぞお楽しみください。