ハーレクイン・シリーズ
愛と疑惑の宮殿
ベネチアに招かれた喜びに影を落とすのは、
彼と親密な侯爵夫人の存在だった。
画廊に勤めるソフィアは、ある雨の夜、ひとりの男性に出会い、彼の顔を見たとたん、衝撃に打たれた。亡き父が描き、ソフィアに贈ってくれた肖像画の、ハンサムな青年の顔にそっくりだったのだ。その男性は翌日、父の遺作展を開催中の画廊に現れた。彼はスティーブンと名乗り、ソフィアの絵画修復の技術を知ると、自分が住むベネチアの宮殿にある絵の鑑定と手入れを頼んできた。まるで夢のような話に、ソフィアの体を喜びの熱い興奮が駆けめぐる。気になるのは、スティーブンの連れの美貌のイタリア人女性。彼女がソフィアのベネチア行きに不賛成なのは明らかだった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2008年09月20日
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- 著者
- リー・ウィルキンソン
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- 訳者
- 村山汎子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12324-4
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- 書籍番号
- R-2324
読者レビュー
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イングランド中部ノッティンガム生まれ。学校を卒業後、水着モデルなどいくつかの仕事を経験する。二十二歳で結婚し、ハネムーンはイタリアへ。短編や雑誌の連載小説から執筆活動を始めた。現在、ダービーシャーの村に立つ由緒あるコテージに住んでいる。趣味は、読書、ガーデニング、散歩、料理。旅行が何よりも好きで、世界じゅうの国々を訪れている。