ハーレクイン・シリーズ
9年前、両親の再婚でケリーとロスは義理の兄妹になった。 ハンサムで威圧的なロスにケリーの心はざわめくが、 デパート経営者の義父と諍いを起こした彼は結局家を出て行った。 それから6年、ケリーは義父の葬儀で再びロスと再会する。 だが弁護士が遺言書を読みあげると、二人の間に緊張が走った。 義父は実子のロスだけでなく、ケリーにも財産を遺していたのだ。 ただし、二人が同居することとデパートの共同経営を条件として。 突然、彼が口を開いた。「一番いい方法は、僕と結婚することだ」 そうまでして財産を独り占めしたいの? 私に興味もないくせに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年05月05日
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- 著者
- ケイ・ソープ
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- 訳者
- 上村悦子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年04月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12961-1
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- 書籍番号
- R-2961
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モニター
クールで知的なのにその反面とても情熱的な彼に、魅惑されたり、拒絶したくなったり、主人公と一緒に、読んでいる自分の心もめまぐるしく揺れ動いてしまった。彼の過去も気になるけれど、ふたりの現在と未来のことが、展開が進むにつれ、とっても気になった。
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モニター
ラスト、ケリーの一言が映画のようで…言葉以上に雰囲気を読んでほしいです。胸を締め付けるような激しさはないものの、2人の掛け合いや主人公のケリーの頑なさもサラリと描かれていて読みやすいです。兄と妹というタイトルですが、兄妹という葛藤はあまりなくどちらかというと会社での対立がメインでした。現実でも会社も古い体制から新しい体制にチェンジすることは色々な弊害があるだろうなと思いました。
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モニター
母の再婚で義理の兄ロスを持ったケリーは、義理の父の遺言でロスとデパートの共同経営者になる。株を売り渡すか、結婚するかと迫るロスに疑心暗鬼のケリーは、事業家として、男として魅力的な彼の強引さに反発するも惹かれる自分に苦悩する。純粋な演出家ラリーに愛を求めて結婚を決意するが…。打算的な結婚を図るのは、経営権を狙って結婚を迫るロスか? 伯父の事業を相続するラリーか? 愛はどちらにあるか興味深い。
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モニター
ヒーローとヒロインのすれ違い期間が長すぎです。ヒロインはツンデレかと思えば全然デレがなく性格も可愛くない。やっとデレた・・・と思ったらお話終わってました。
1935年にイングランド中部のシェフィールドで生まれる。学校を卒業後、さまざまな職業を経験したのち、初めて完成させた作品が認められて1968年にデビュー、ミルズ&ブーン社のロマンス黎明期を支えた。これまでに著作は70作以上を数え、今も根強いファンを持つ代表作家の一人。