ハーレクイン・シリーズ
両親亡きあと、事故で最愛の兄まで失ったリズは途方に暮れていた。 子どもを望めない兄のために代理出産をすると決めたのに、 兄は亡くなり、そのパートナーも意識不明の状態が続いているのだ。 日に日に大きくなるお腹の子は、いったい誰が育てるの……? そんなある日、彼女の勤める病院が買収され、 遠くアラブの国から買い主であるシーク・カリファがやってきた。 リズの黒縁眼鏡の奥に隠された美しさに興味を持った彼は、 すかさず彼女を引き抜くことを決め、自国へ来るよう告げる。 お腹の子の行く末を気にかけながらも、リズは砂漠の地へ旅立った―― カリファの圧倒的な魅力に、やがて抗えなくなる不安とともに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年05月20日
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- 著者
- メレディス・ウェバー
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- 訳者
- 森香夏子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年05月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22324-1
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- 書籍番号
- I-2324
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モニター
主人公が妊娠しているという、今まで読んだ本では珍しいシチュエーションに、物語の最初からとても驚きました。この本は是非妊娠中の方や、赤ちゃんが生まれたばかりの方に読んでほしいです。もちろんそれ以外の方も楽しく読めると思います。素晴らしい家族愛を感じました。
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モニター
ヒーローとヒロインが医療関係者のお話です。ヒロインが子供を産めない兄の為に代理母として妊娠している、という設定が結構衝撃的でした。生物学上は自分の子供なのに愛情を持たないようにしているのが切なかったです。最後はもちろんハッピーエンドですが、心にしみる話が好きな人にお勧めです。
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モニター
ヒロインのリズは、新生児専門医で妊娠中。カリファは砂漠の国のシークで脳外科医。砂漠の地で二人が徐々に魅かれあっていく過程が好きです。そして、ついに砂漠で二人が。出産の場面ではカリファが赤ちゃんを取り上げる感動も。砂の精は人間の男性を愛して決して後悔しなかったはずと私も思いつつ、心がジーンとしました。心が満たされる余韻を感じられる素敵なお話だと思いました。
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モニター
はじめて読むシークものだったので、物語についていけるかな?と心配して読み始めました。ところが、砂漠に新しい病院、シークは医者だし、ヒロインは代理出産予定と、かなり現実的な要素が盛りだくさんで、抵抗なく読み進められました。しっかりと自分の意思を持ったヒロインに、惚れた弱みで傲慢になりきれないシークが振り回されていて、ついついシークの方を応援しながら読んでしまいました。
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モニター
自分のために産むのではない子供を愛さないようにしているヒロインに、心が痛みます。 ヒーローも過去のトラウマから、自分の気持ちに正直になれず、お互いに惹かれあっているのに、うまくいかずもどかしかったです。二人が本当の愛に気づいた時、幸せな気持ちになりました。
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モニター
本当に不幸な事ばかりの内容なのに、なぜか女の強さを感じます。私がこんな強く生きられるかと言ったら、無理だけど、誰でもこんな強さをどこかには持っているのかなと思いました。
オーストラリアの作家。教師、商店主、旅行代理店など種々の職業を経験したあと、1992年に新たなチャレンジのつもりで作家を志す。2年後にデビューを果たした。現在はロマンスの書き方の講座も持っており、教えることが彼女自身の本を書くうえで大きなプラスになっているという。