1年半ぶりに現れたコナー。元夫の親友でもあり、ジル自身の親友でもあった彼が何故今、現れたのか謎で・・。推理小説のように一気に中盤まで読み進めました。途中からは、ジルが健気にケーキ屋さんで頑張る姿を見て、コナー目線でジルに恋してしまいました。コナーならずとも、ギュッと抱きしめたくなるような人柄に描かれています。家族の繋がりや心から愛せる人と一緒に過ごしたい、そんな気分にさせてくれる話。読んで良かった!

大好きなレイ・モーガンの作品で、面白かったです。苦労しているヒロインに、元夫は、なんてひどい奴と腹立たしくなりながら、一途なヒーローの思いに感動しました。2部作なので、次回の妹のサラの作品も楽しみになる作品です。

ヒロインはほんとに素晴らしい女性なのに、若気の至りでろくでもない男に引っかかり、おまけに、しょっぱなからこれでもかというほど困難な状況が押し寄せてきて、とても同情しました。そんな彼女をずっと見守ってきたヒーロー。友人関係だった二人がどうやって心を通わせていくのか、ストイックな二人のやり取りに、キュンキュンしながら一気に読みました。最後は定番時代劇並みのすっきり感でした。

とってもロマンチックなお話でした!　主人公のジルが再会する学生時代の親友、コナー!!　コナーが素敵です…!　ジルへの想いに葛藤するコナーを思わず応援してしまいます!　双子の息子を抱えてシングルになり、懸命にがんばるジル…、新しく始めた事業(ケーキ・ベーカリー)でのピンチ!　ジルに寄り添いながら、決して押しつけがましくなく、恩着せがましくなく、支えになろうと奮闘するコナーの優しさといったら…!　ジルのケーキ作りを助けるコナー、本当に頼りになります!　二人のコンビネーションは最高!　読後に幸せな気分になれる一冊でした!　

主人公ジルのあまりにも大変な状況は、読んでいて胸が痛くなります。しかし、そんな彼女を支えようと必死になるコナーの姿がすごく良かったし、コナーのジルに対する秘めた想いにはドキドキさせられました。後半には2人の本当の気持ちがなかなか相手に伝わらず、ヤキモキさせられましたが、読んだ後にはすっきりする話でした。

一気に読みきってしまいました!!　読んでいる間中ジルとコナーのやりとりにウズウズして何度も一人で唸ってしまいました。大人になればなる程に難しくなっていく子育てと恋の両立、親としての責任や子供に対する愛情ゆえに何事にも慎重になってしまうジルの心の葛藤がどんどん伝わってきて無意識のうちにジルを応援したいキモチでいっぱいになりました。それから、ジルの作るケーキがまるで目に浮かぶ様な表現で、私までケーキ作りをしたくなってしまいました。いくつになっても、どんな状況でも女の子はキラキラすることができるんだと思わせてくれる、そんな作品でした。

結婚に失敗し、傷つきながらも健気に幼い双子を育てるヒロイン。ともすれば悲壮感が漂うのに、妹やスタッフの事を思いやり明るく乗り切る彼女の姿はとても素敵です。その彼女に長年思いを寄せ、彼女が困った時には温かく支えるヒーロー。頼りがいのある彼には、ヒロインでなくても惹かれてしまいます。読み終えるとすがすがしい気持ちになるラブストーリーです。