ハーレクイン・シリーズ
ロウィーナが政治家の父と暮らす屋敷に、 イギリス人の伯爵コリンが滞在することになった。 ハンサムで気品に満ちた彼をひと目見た瞬間、胸はときめいたけれど、 よみがえる苦い記憶が淡い恋心を打ち消した。 冷たく厳格な父。家を出た母。一夜で消えた恋人。 誰一人私を愛してはくれなかった。 夕食後、ロウィーナがプールで泳いでいるとコリンが現れ、 以来、二人は夜ごとプールサイドで語り合うようになる。 ところがある夜、コリンが悲しげに言った。 「ぼくは君が好きだ。だが君を好きになってはいけないんだ」 いったいどういうこと? ロウィーナがその意味を尋ねると……?!
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2014年05月05日
-
- 著者
- ミシェル・セルマー
-
- 訳者
- 八坂よしみ
-
- 定価
- 734円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2014年04月17日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-51609-1
-
- 書籍番号
- D-1609
-
- ミニシリーズ
- 禁じられた恋のゆくえ
-
モニター
過去の過ちから立ち直ろうと必死にがんばるヒロインにグイグイ引き込まれました。ヒロインの自分の気持ちにまっすぐな姿勢が心を打ちます。自分の境遇を嘆いて白馬の王子様を待っているのではなく、自分でグイグイ行動して王子様を引き寄せる大人の女性の魅力を堪能しました。また、ハンサムで気品に満ちたヒーローが男らしくて魅力たっぷりです。初めて読む作家さんですが他の作品も読んでみたくなりました。
-
モニター
面白かったです。ヒロインが潔くてさばさばしていてとてもカッコよく、気丈で、こんな強い女性になれたらなと思いました。お子さんがいい子で可愛くって、始終ほのぼのと優しい気持ちになれました。読後感もスカッと爽快で小気味よかったです。何回も読みたくなる作品です。
-
モニター
消極的な娘の顔と、心配症の母の顔を持つロウィーナ。だけど、コリンに対して積極的で大胆な女性の顔を持ち、そのギャップに思わず共感します。コリンとロウィーナの秘密の逢瀬。スリリングな恋愛で大胆不敵なロウィーナの挑発行為が、コリンじゃなくても深みにはまりそう。愛に臆病になっているロウィーナと愛を知らないコリンの2人の距離はとてもスリリングで、ラストは感動的。
-
モニター
主人公のロウィーナ、父のテート上院議員、外交官のコリンみんな、立派な肩書きでは埋められない孤独を抱えています。パートナーとの不和、未熟さゆえの失敗、歪んだ親子関係、さまざまな経験を経て生きていく登場人物たち。前を向いて生きていれば、自分を頼れるようになれる。そして、いつかは人も頼れるようになる。依存ではなく、信頼関係によって。
-
モニター
過去の過ちを未だに許さず自分の思うようにしかロウィーナを扱わない父親が、私の母と少し重なり、ロウィーナに同情しました。そんな父親を気にしないで早くコリンと結ばれて!と思いながら読みました。ディランの存在には癒されました。
-
モニター
主人公が働いて家事も頑張っているのに、自信なさげになってしまう場面では歯がゆかったです。伯爵のイメージは、ヒュー・ジャックマンって感じがしました。
デトロイトに生まれる。子どものころから書くことが大好きだったが、高校卒業後は美容学校に進学。19歳で結婚し、3人の子どもの母となった後、本格的に文章を書く勉強を始めた。ジェニファー・クルージーの小説を読んだことをきっかけに、ロマンス小説を書こうと決心したという。