ハーレクイン・シリーズ

ライラックの城
華麗な男爵家が誇る美しき城——そこは、蔑みと愛憎が渦巻く地だった。
プリマを目指しイギリスからウィーンへやってきた日、サイランは見ず知らずの赤ん坊を火災から助け出し、足を負傷した。こんな足では、美しく踊ることなんてとうていできないわ……。失意のなかウエイトレスとなった彼女の前に、赤ん坊の伯父と名乗る男爵が現れ、お礼に城へ招待したいと申し出た。しかもバレエ教師としての仕事も提供されると聞き、サイランは喜んで申し出を受け入れ、2週間後に男爵の城へ向かった。ところが、迎えに現れた男爵の弟クルトは彼女を歓迎するどころか、なぜか無礼な態度で追い返そうとしたあげく、罵りの言葉を吐いた。「きみはこの城にさらなる災いをもたらそうとしている魔女だ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年04月20日
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- 著者
- ヴァイオレット・ウィンズピア
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- 訳者
- 氏家真智子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-22320-3
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- 書籍番号
- I-2320
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ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で"現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る"という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている。