ハーレクイン・シリーズ
ヒラリーはシカゴ行きの飛行機で隣り合わせた男性を見て目をみはった。 彫りの深い顔立ち。ミステリアスな緑の瞳。なんてセクシーなの! 思わず見とれた彼女はすぐに自分を戒めた。外見に騙されてはだめよ。 誠実だと信じていた恋人に、裏切られたばかりでしょう? でも気のせいかしら。どこかで彼と会ったような気がする……。 その夜参加したオークションで、謎はとけた。目玉商品として出品されたタキシード姿のゴージャスな男性の名は、“トロイ・ドノヴァン”。 有名な億万長者だったのだ。彼は高額で“夢の週末デート権”を 秘書に落札させたあと、自分がデートの相手を指名すると宣言した。 歓声にわく客席に下りたトロイが、どんどん近づいてくる。まさか……? 彼は瞳をきらめかせ、ヒラリーを見据えた。「デートの相手は、君だ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年04月20日
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- 著者
- キャサリン・マン
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- 訳者
- 皆川孝子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年03月28日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51607-7
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- 書籍番号
- D-1607
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- ミニシリーズ
- 罪をあがなう億万長者
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モニター
過去に起こした事件で“ドノヴァる”という流行語を生んだヒーローと、身の潔白の証明のために犯罪者確認の協力をするヒロインは、安全確保のため世界各地を転々とします。軽妙なテンポの会話と急速に甘々な雰囲気になるおかげであまり危機感は感じませんでした。さまざまな牛ちゃんグッズもヒロインの心を捕えます。シリーズ一作目ということで、今後アルファ・ブラザーフッドのあの人たちがヒーローになるのかなと期待しています。
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モニター
恋人の裏切りにあい、誰も信じられなくなったヒロインが、ヒーローの魅力には抗えず惹かれていくところが胸キュンです。ヒーローはどこか屈折した考えを持っていますが、ヒロインを傷つけまいとする態度も微笑ましかったです。
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モニター
この作家の話は初めて読みましたが、オークションの出て来る話が好きなので裏表紙を読んで楽しみにしていました。ヒロインを選んだ理由もわかりよかったと思いました。5部作の1作目でヒーローの親友2人が登場していて次のヒーローは誰なのか期待もあり、もしかしてミリタリースクールの元校長が仲人役なのカナ?と思えたりして、これからが楽しみです。この作品を逃したら次回作の楽しみが半減するかも…
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モニター
1ページごとにドキドキする内容でした。夢のような出会い方やその後の行動など、夢うつつな世界に引き込まれました。私もこんな夢のようなデートしたいと思って読みました! でも、人生は一筋縄ではいきませんね! そこもドキドキしました!
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モニター
初めて読む作家さんでしたが面白く一気に読めました。お互い過去にトラウマを持つ二人ですが徐々に距離を縮めていく過程がドキドキして良かったです。ヒーローがヒロインを思うあまりにしてしまった失敗も、その気持ちが理解できるだけに最後にあの形で仲直りできたのは個人的には最高の結末でした。
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家族はいらないと思っていたトロイと、だめな男ばかり好きになるヒラリーなのに会ってすぐに恋の火花が散ることってあるんですね。ヒラリーの危険が去ってもすぐに言えなかったのは離れたくないという気持ちが強かったんだと思います。キャサリン・マンの作品は初めて読みましたがこの億万長者シリーズは次回も楽しみです。【モニター】
〔編集部より〕1話目に登場した魅惑の男性陣のうち、次の作品のヒーローになるのは誰だと思われますか? 2話目『シンデレラの魔法はとけて』(D-1616)が6月20日に発売になりますのでぜひお確かめください。こちらも冒頭からノンストップのドキドキの展開。ヒーローの傲慢ゼリフにクラクラです! -
モニター
リッチな恋人に裏切られたばかりの主人公ヒラリーと、天才ハッカーで大富豪のトロイ。裏切りの痛手から恋愛に慎重になるヒラリーに対して、ぐいぐいアプローチしながらも彼女を気遣う大人なトロイが魅力的だった。トロイのスクール時代からの親友たち(こちらもタイプの違ういい男たち)とのやんちゃな男同士の会話や、だんだんヒラリーがトロイの過去まで包み込むような包容力を発揮していく過程は読んでいて楽しかった。
大学では演劇を学び、卒業後は小さな町の新聞社で働いたり、教職に就いて演劇学校の校長を務めたりした。その後、昔からの夢だったロマンス小説の執筆に取りかかる。RITA賞受賞作家となった今は、空軍パイロットである夫の転属に伴って4人の子供たちとビーグル犬、虎猫を引き連れてアメリカ国内を転々とするうちにさまざまな経験をし、それを作品の構想に役立てている。