ハーレクイン・シリーズ
偽りの思い出
愛がなければ、強くなんかなれない。
ものごころがついたころ、もうローラに母はいなかった。「おまえを捨てて男と逃げたんだよ」義理の叔母にそう言われ、母の罪をローラがあがないつづけるような毎日だった。ゆきずりの男と一夜を共にしたのも寂しさからだが、男はローラを捨て、あとには妊娠という現実が残される。非難され、虐げられ、びくびくしているうち、ローラは自分の気持ちさえわからなくなっていた。母のおびえは息子にも伝わり、まるで弱虫のひと組の親子が息をひそめるように暮らす日々――愛するもの同士が一緒にいながら、二人は幸せではなかった。そんな彼らの生活に、二人とは正反対の男が飛び込んできた。自由で自信にあふれた男、カシアン。だが彼の登場は、ローラに新たな悲しみをもたらすことになった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年02月05日
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- 著者
- サラ・ウッド
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- 訳者
- 仙波有理
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- 定価
- 704円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-11856-6
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- 書籍番号
- R-1856
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