ハーレクイン・シリーズ
受付係のスージーは会社の新オーナーでギリシア人実業家のレオスの到着に怯えていた。以前、臨時に彼の下で働いたとき、二人は恋仲になった――つかのまで終わった恋だった。9カ月後、スージーは彼の子を密かに産んだ。妊娠を利用する女を忌み嫌うレオスには言えなかったのだ。だが今、リムジンを降りた彼の目がスージーをとらえ……。
不運が重なってみじめな誕生日を過ごしたキティ。人生計画を練り直し、“目標リスト”をつくることに。最近、近くに越してきたセクシーなテイトと親しくなりたいわ! 美しくなるためにさまざまな努力を重ねるキティだったが、その願いとはうらはらに、テイトの前では恥ずかしい失敗ばかり。しかも彼のそばには若い美女がいるのだった。
キットは婚約者ラファエルの故郷スペインで式を挙げる予定だった。だがその途中で事故に遭い、ラファエルが重傷を負ってしまう。彼の強い希望により手術前に結婚式を行い、二人は夫婦となった。その後、手術の成功を喜んだのもつかのま、衝撃の事実がキットを襲う。夫はなんと記憶を失っていて、彼女のことがわからなくなっていたのだ!
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年03月20日
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- 定価
- 943円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年03月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-74264-3
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- 書籍番号
- WVB-4
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モニター
この本には3つのお話が入っています。どの作品も、すれ違いや誤解によりなかなかうまくいかない。ヒロインたちがハッピーエンドをむかえるまでハラハラの連続でした。『愛と運命のマリアージュ』というタイトルはとてもマッチしていると思います。彼女たちの愛は運命だから。
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モニター
3編ともドキドキしながら、最後まで読ませていただきました。『魅せられた富豪』はすれ違いでハラハラさせられましたが、とても感動しました。『恋するダイアリー』は思わずクスッと笑ってしまったり感動したり、読み終わった後は不思議と勇気をもらいました。『愛が試されるとき』には、こんな事って…と考えさせられました。まさしく『愛が試されるとき』。真実の愛って素晴らしいです。
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モニター
タイトル通り、愛と運命と“結婚”のお話が三作、ぎゅっと詰め込まれた一冊。中でもわたしのお気に入りの『愛が試されるとき』は時にせつなく、時にときめくお話でした。
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モニター
この本には3つのお話が入っています。1つ目と3つ目は、美男美女のやきもきするようなラブストーリー。ハーレクインの「王道」という感じで、ファンなら間違いなく安心して楽しめるはず。異色なのは2つめのお話です。ヒロインは何と「みじめでふさぎこんだ更年期の女性」! 最初は恐る恐るという感じで読み始めたのですが、読み進むにつれ、彼女が可愛く思えてくる・・・。読み終えた時にはもちろん、笑顔です(笑)。
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モニター
「結婚」をテーマにしたベストセレクション。3本の作品のヒロインはそれぞれの境遇で素敵なパートナーと出会い、幸せになるために最善を尽くしますが、中にはこれまでのイメージをガラッと変えるユニークな作品もあり、「ハーレクイン」の懐の深さを感じました。個人的には、レベッカ・ウインターズ『愛が試されるとき』の正統派ドラマティカルロマンスにドキドキ。
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モニター
どのお話も愛が溢れてました! 全部書き方も展開も違うので何度も楽しめます。いろいろな愛の形をお楽しみください。
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モニター
ハーレクインを代表する3作家の作品が一冊に詰まった短編集でした。リン・グレアムの『魅せられた富豪』は、以前に読んだ他の作品と同じようなストーリー展開だったので、あまり感動しませんでした。ペニー・ジョーダンの『恋するダイアリー』はかなり毛色の違う設定と展開に戸惑いながらも、ついつい読み進めてしまいました。最後はハッピーエンドだったけれど、ハーレクインらしからぬ作品に主人公への憧れや感情移入はできませんでした。レベッカ・ウインターズの『愛が試されるとき』がこの中では一番よかったです。手術前に結婚式を挙げた夫婦だが、手術後、夫が記憶喪失になり、妻のことも家族のこともわからなくなってしまい、妻のキットは悲しみを乗り越えて、なんとか夫の記憶が戻るよう、そしてもう一度愛していると言ってもらえるように必死にもがいていくところがドキドキしました。いろんなストーリーを読みたい方におすすめの一冊です。
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。
アメリカの作家。17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。