ハーレクイン・シリーズ
多くの地所を持つアダム・ホーソーンは社交界から遠ざかっていた。 亡き妻が生前に男たちとさんざん浮き名を流したせいで、 女性のことも信じられなくなっている。 先日はひとり娘の家庭教師が色目を使ってきたからくびにして、 エレナ・レイトンという地味な女性を後任として雇ったところだ。 一方、人に言えない理由で家庭教師の職についたエレナは安堵していた。 雇主のホーソーン卿は女を寄せつけない堅物で有名な人だから、 過去をあれこれ詮索されることはないと思っていたのだ。 ところがある日、ホーソーン卿の視線が熱を帯びていることに気づき、 エレナの体に震えが走った――真実が暴かれる恐怖と甘美な予感で。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年03月05日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年02月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33182-3
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- 書籍番号
- PHS-82
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モニター
お互いに過去に傷を持つ二人が、惹かれあっていく展開、一気に読んでしまいました。エレナの過去が明らかになっていく後半では、アダムの態度にやきもきしましたが、包容力のあるアダムの祖母の存在がとても良かったです。エレナの人柄がまわりの人々を惹きつけ、信頼を得ていく様子と、アダムの優しさと強さが発揮されるラストには感激しました!
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モニター
人の名前を覚えるのが苦手なので、冒頭のご婦人方の長い名前にクラクラ。本の厚みに不安になったのですが、良かったです! 読み応えあり。お得な気分。読むのにちょっと辛い展開も出てくるのですが、ラストの場面を何度も読み返してます。ほんと素敵! 王道、定番、でも実際には無いだろう…キュンキュンのシーン有り! ヒロインが漆黒の髪で、黒髪の描写と台詞に、自分もセクシーになった気がしましたので、黒髪読者にオススメです!
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モニター
モニター募集に当選し、始めてハーレクイン本を手に取ってから今回はラストの3回目。ちょっと寂しくなるなぁと思いながら本を読み始めました。あまりにも自分の世界とかけ離れていて、読み始めるとストレスも薄れていくのがわかります。現実の続きのような内容の本は何かちょっと考えさせられたり、傷ついたりしてちょっと疲れる時があります。そんな時はやっぱりハーレクインだなと思います。ダムとエレナのナイーブな恋愛の葛藤と駆け引きがいじらしくて、もどかしくて、個々に心で言い訳してるのが時に良かったです。
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モニター
社交界になかなか顔を出そうとしない堅物なアダムと、謎のエレナ・レイトン。二人のやり取りから貴族の雰囲気を楽しみつつ、不思議と親しみのもてる会話でとても面白かったです。愛しいってこういうことですね! 素敵です。
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モニター
モニター本の3冊目は、分厚くて驚きましたが、読み方にもなれサクサクと読むことができました。人物を覚えるのが苦手で、最初のページにしおりを挟みながら読みましたが(笑) 途中、ドキドキする場面もあり、最後は読んだあと幸せな気持ちになれるので楽しかったです。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。