ハーレクイン・シリーズ
テッサは美しく狡猾な姉に幸せを奪われ続けてきた。 憧れの初恋の人、ギリシア人富豪ポールと姉が婚約すると聞いて、 彼女はついに耐えきれなくなり、逃げるように故郷から離れた。 そして2年後。実家に帰った彼女は残酷すぎる現実に言葉を失う。 ポールは姉の裏切りのせいで大怪我を負って盲目となり、 今はギリシアの島で世捨て人のように暮らしているというのだ。 矢も盾もたまらずポールのもとへ向かったテッサは、 気づけば姉の名を騙り、涙ながらに彼の許しを乞うていた。 ポールに愛を捧げたい。たとえ姉の身代わりだとしても。 1週間後、二人は夫婦になった。欺瞞に満ちた生活の幕開けだった。
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- 頁数
- 176頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年03月20日
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- 著者
- アン・ハンプソン
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- 訳者
- 平敦子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年03月06日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42040-4
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- 書籍番号
- PB-140 (初版R-190)
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モニター
今まで読んだことのない、衝撃的な始まり方に驚きました。「自分だったらどうするんだろう?」と、主人公を自分に置き換えるととても考えさせられる内容でした。そして登場人物が魅力的で、どんどん引き込まれていきました。二人の間に生まれた温かい調和、感動的なラスト、心に残るセリフ・・・とても良かったです。おすすめです!
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モニター
無償の愛を捧げ続けるヒロインの、「いつかきっと」の願いが叶うのを、祈るような気持ちで読み進みました。また、ヒロインが盲目の彼に、豊かな表現で伝える美しい島の風景などが、読み手の心にも鮮やかに映り、ストーリーをより魅力的に楽しめました。
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モニター
恋した人に嫌がられた上に姉に奪われて傷ついて、それでも献身的に尽くすテッサがはじめはちょっと哀れな気がしました。でも、ポールにその真実の愛に気づいてもらえてホッとしました。それから、キプロスの景色の素晴らしさが目に浮かぶようでした。
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モニター
一途に献身的な愛をささげるのは、愛していてもなかなか出来る事ではありません。でも、それよりも相手の幸せのために利己的な愛を抑えたヒロインが素敵だなと思いました。優しさはどんな薬よりも効き目がありますね。
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モニター
久しぶりに先が気になる作品でした。途中まではうんうんそうだよね~と予測通りなのですが、結末が気になってどんどん読み進めたくなりました。
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モニター
テッサとポール、欺瞞の上に成り立つ2人の関係。最終的にクリアになりますが、テッサの自分勝手な愛情やポールの性悪さに対する不快感は残り、個人的にエンディングに共感しにくいです。そんな中で、ジョーの誠実さは際立ち、ジョーをハッピーエンドにしてあげたい気持ちになります。ルシンダは身勝手で「悪人」として描かれていますが、恋に奔放なだけで気持ちに素直なのでは…?と思います。様々な捉え方のできる内容です。
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モニター
好きな人を姉に奪われ続けるテッサ。姉とポールから逃げるように故郷をあとにするテッサ。彼女の葛藤があまりに辛すぎて・・・。テッサが姉になりすまし結婚生活を送る背景に、なんでわからないの?という憤りが強まるばかりでした。彼女の彼に対する愛の強さ、何故こんなにも愛せるのか?という疑問を感じた一冊でした。
元教師。旅行が好きで各地での見聞をとり入れて小説を書きはじめたところ好評を博し、ついに教室を出て執筆活動に専念することにした。物語の背景として選んだ場所へは必ず自分で足を運ぶことをモットーとしている。