ハーレクイン・シリーズ
キスは森のなかで
由緒正しきイギリス貴族は、暗い森でも輝いて見えた。
カリンは木陰に身を潜め、大邸宅の様子をうかがった。海を渡ってイギリスの田園地帯にやってきたのは、ただ一人の肉親にどうしても会いたかったからだ。生き別れになった双子のきょうだい、フィオーナに。けれど立派な邸宅に気後れして、ドアをたたく勇気が出ない。そのとき鬱蒼とした森から、ひとりの男性が歩いてきた。たくましい体、気品あふれる顔立ち。いったい誰かしら?そのとき彼がカリンに気づいて足を止めた。「フィオーナじゃないか。何をしているんだい?」やさしい声……そう思った瞬間、唇を奪われた。
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- 頁数
- 168頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年01月05日
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- 著者
- サンドラ・フィールド
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- 訳者
- 大谷真理子
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- 定価
- 704円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-21821-8
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- 書籍番号
- I-1821
読者レビュー
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長年熱いロマンスを書き続けている実力派が、大富豪に恋をしたヒロインの複雑な思いを描きます。