ジェニーは家庭の事情でイギリスからスペインに渡り、ドクター・ミゲル・サンチェスのクリニックで働き始めた。ところが、上司であるミゲルはなぜかジェニーに打ち解けず、彼女が経験を積んだ医師であることをなかなか認めようとしない。それでもジェニーは、彼に見つめられると胸が苦しくなった。ミゲルは途方もなくハンサムな男性であるだけでなく、患者に対し、自分を犠牲にしてまで献身的に尽くす。ミゲルに恋をするのは簡単だが、それだけは絶対に避けなくてはならない。そう思いながらも、ジェニーは彼に教えたくてたまらなかった。愛とは、喜びも悲しみもすべて分かち合うことだと。