ハーレクイン・シリーズ
アダムの黄色い薔薇
胸に抱えた重い秘密が、彼を愛する私の心を苛んでいく……。
ジョスは婚約者に捨てられたばかりだった。今はその痛みが癒えるまで、誰にも会いたくない。でも、親友の婚約を祝う今夜のパーティーだけは欠席できなかった。ゲストの華やかな装い。シャンパンの栓を開ける派手な音。楽しげな話し声……。ジョスはしだいに耐えられなくなり、誰もいないバルコニーへとそっと逃げ出した。そのとき、静かにシャンパングラスが差し出された。「邪魔なら消えるよ」夜の薄闇に背の高い男性の姿があった。ふたりはたがいの顔が見えるほど近づき、いつしか、打ち解けた会話を交わしていた。婚約者に去られ、二度と恋なんてしたくないはず……でしょう?ジョスは揺らぎ始めた心を抑えた。でも今夜はひとりでいたくない。ジョスはその夜のうちに、会ったばかりの彼と愛を交わしていた。本当の名前さえ知らない同士なのに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2000年06月05日
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- 著者
- キャサリン・ジョージ
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- 訳者
- 柊羊子
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- 定価
- 671円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-00251-7
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- 書籍番号
- I-1346
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