ハーレクイン・シリーズ

熱砂にさらわれて
4姉妹の華燭の典 Ⅱ
砂漠で彼女を待っていたのは、怒りと欲望で全身をたぎらせたシークだった。
モデルのサフィーは、偶然立ち寄ったマラバーン王国で、誘拐も同然に豪奢な砂漠のテントへと連れていかれた。一歩足を踏み入れたとたん、サフィーは衝撃で凍りついた。ザヒール! 5年前、妻である彼女に一方的に離婚を言い渡すと、理由も告げぬまま去っていった憎い夫。今や彼も国王となり、すでにあらたな妃を娶って──想像しただけで、サフィーの胸に思いがけない痛みが走った。だがザヒールは彼女の動揺などよそに、いきなりこう切りだした。「無理強いはしないが、君がほしい。その権利はあるはずだ」彼はまだ求めているの? ヴァージンのまま放りだした元妻を。
※こちらの電子書籍版の表紙は紙書籍版と表紙が異なります。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年02月20日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 平江まゆみ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-12939-0
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- 書籍番号
- R-2939
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- ミニ
シリーズ - 4姉妹の華燭の典
- ミニ
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。