ハーレクイン・シリーズ
幼いころ母に捨てられたイニスは、長年暮らした修道院を出て、 大富豪ガード・セントクレアの邸宅へ向かっていた。 ガードから金を詐取した義理の父に代わって許しを乞うために。 だが、けんもほろろに追い返され、嵐のなかを帰る途中、 不運にも車にはねられ意識を失ってしまう。 数週間後、ガードの屋敷のベッドで目を覚ましたイニスは、 事故のせいで記憶を失い、自分の名前さえ思い出せずにいた。 ふと左手を見ると、薬指に美しい指輪が輝いている。 わたしに婚約者が? 何もわからないイニスに、看護師が教えた。 「婚約者は裕福で頭が切れる、悪魔みたいなガード・セントクレアよ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年02月20日
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- 訳者
- 宮崎真紀
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2014年02月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22312-8
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- 書籍番号
- I-2312
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モニター
憎いはずのあの人をいつのまにか愛してしまった。事故がなければ感じるはずもなかった愛。運命とは不思議なもの。
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モニター
イニスはガードに憎しみや恐怖しか感じなかったが、やがてそれは別の感情へと変わっていく……。その過程がもどかしくも感じます。悪魔のようなガードだけど、この本を読み終えた時にはきっとみなさんガードに惚れているはずです!!
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モニター
悲しい生い立ちの無垢な主人公と、舞台となるイギリスの田舎の大邸宅は、『小公女の恋』というタイトルのイメージにぴったり。ロマンス小説は大好きだけど、セクシー過ぎるのはちょっと苦手・・・という方にぜひお薦めしたい1冊です。優しすぎる脇役が、愛しくももどかしい! 結末が明らかになるのは、本当に最後の最後です(笑)
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モニター
修道院や王家、貴族などの言葉が出てきて、一昔前のイギリスの雰囲気がふんだんに感じられる物語。途中で、えっ、どっちなの?という迷いが読んでる私にも感じられて先を急いで読み進めた。最後にはホッと一安心できました。
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モニター
事故で記憶を失ってしまったイニスが目を覚ました時、婚約者の屋敷にいました。でも彼の事も自分の事も何も覚えていない。彼の事を知らない私(読者)も彼について少しずつ知っていくので主人公に感情移入できました。指輪の色と元恋人の瞳の色が同じなのに嫉妬してしまいました。
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モニター
印象的なセリフを何度も読み返してしまいました。情熱的に、非日常を感じながらも楽しめました。
ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている。