ハーレクイン・シリーズ
吹雪のファンタジー
クリスマスは大騒ぎ Ⅰ
一夜限りの恋人でいい。今宵、私はシンデレラになる。
クリスマスも近い吹雪の晩、タクシー運転手のニッキは空港からひとりの少女を乗せた。目的地は、童話作家ジョナサン・スリートが住む〝クリスマス城〟だ。彼の娘だという少女とともにたどり着いた屋敷は、深閑としていて出迎える者もいなかった。嬉々とした少女の話とはずいぶん違う雰囲気に不安を感じ、ニッキは一緒にジョナサンを待つことにした。吹雪のせいで照明がすべて消え、再び明るくなったとき、生気を失ったような全身に悲しみを漂わせた男が立っていた。喜ぶ少女を見て彼は言った。「君は……誰だい?」娘を無視するなんて!ニッキは猛然と抗議した。またも明かりが消え、次の瞬間、彼がニッキにキスをした。どういうこと?闇の中で彼女のパンチが飛んだ。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2000年11月20日
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- 著者
- ジュール・マクブライド
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- 訳者
- 米崎邦子
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- 定価
- 737円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-00567-2
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- 書籍番号
- LS-99
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- ミニシリーズ
- クリスマスは大騒ぎ
読者レビュー
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クリスマス・シーズンは誰もが心騒ぐ季節。人恋しい気持がいちだんと強まった大人たちを、おしゃまな天使がちょっとした嘘で結びつけていきます。