ハーレクイン・シリーズ
贈り物はドクター
何度あなたに騙されてもこの苦しい愛は終わらない。
クリスマスまであと三週間。だが、ミンディの生活はそれどころではなかった。財産は無に等しく、アパートからも立ち退きを迫られている。精神的にも肉体的にも限界にきていた。そんなある日、ウエイトレスとして働く食堂で、二人連れの男性に声をかけられた。彼女は片方の無愛想な男性を見た瞬間、全身が感電したように感じた。黒髪に茶色い瞳のハンサムな顔をしたドクター・アッチスン。しかし、彼の言葉にミンディの幻想は打ち砕かれた。「部屋を追い出されそうだと聞いたが、僕のところに来ないか?」それは私を囲いたいということ?出会ったばかりなのに?憤慨したミンディは、怒りの言葉を彼に投げつけた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2000年12月05日
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- 著者
- エリザベス・ベヴァリー
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- 訳者
- 落合どみ
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- 定価
- 671円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-00516-8
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- 書籍番号
- D-869
読者レビュー
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「クリスマス・キャロル」に出てくるスクルージのように、クリスマスが嫌いで現実主義で気難しいドクター。クリスマスを愛し、どんな災難に見舞われても楽天的なミンディ。正反対の二人の恋の行方を、エリザベス・ベヴァリーがロマンチックにユーモラスに描きます。