ハーレクイン・シリーズ
ヘイゼルは3年ぶりの帰郷を前に、苦い過去を思い返していた。レイフ・サヴェッジ――コーンウォールの古い館に住む大地主。ヘイゼルが10歳のとき父が亡くなり、彼女はその館に引き取られた。恋を夢見る年頃になって、ヘイゼルはレイフをヒーローに見立てた。18歳の誕生日の夜、自らレイフに身を捧げ、ふたりは夢のような一夜を過ごした。なのに翌朝、彼は態度を一変させたのだ。以来、ヘイゼルはアメリカに渡り、彼を避けて生きてきた。いまになって、後見人であるレイフから帰国を命じられるなんて。あのときと同じ、彼の本心は見えないまま……いいえ、おとなの女性として、今度こそ彼と向き合えるときが来たんだわ。
※こちらの電子書籍版の表紙は紙書籍版と表紙が異なります。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2014年01月20日
-
- 著者
- キャロル・モーティマー
-
- 訳者
- 山本翔子
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2014年01月08日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-12930-7
-
- 書籍番号
- R-2930
-
モニター
これぞ! 王道のハーレクイン。ドキドキしながら、最後まで一気に読んでしまいました。もどかしくて、胸がモヤモヤしたり、目頭が熱くなったり、最後まで期待を裏切らない本です。読み終わった後は、爽快な気分になれます。
-
モニター
18歳年上の後見人レイフと3年振りに会うことになったヘイゼル。本当は愛しているのに素直になれないヘイゼルと、事故の傷跡を気にして自信をなくしたレイフ。この二人がどうやってハッピーになっていくのかが、この本を読む楽しみでしたが、私はこの二人にずっと焦らされて、イライラしっぱなしでした。ほんの少しの誤解や言葉足らず、そして意固地になっているそれぞれの気持ち。素直になってしまえば愛は伝わるのに…ツンデレが好きな方におすすめです。
-
モニター
年上の後見人レイフとの3年ぶりの再会。事故で変わってしまった彼ですが、ヘイゼルは更に想いをつのらせます。レイフの妹シーリアの存在が長い間二人を苦しめ、殴ってやりたくなります。周りを囲む登場人物がとても良いので読んでてスッキリしました。年の差をお好みの方にはおススメです。
-
モニター
ヘイゼルがかねてからずっと恋をしていたレイフの気持ちが最後まで分からなかったので、とてももどかしく思いながら続きが気になり、一気に読み終えました。お互い正直になれずに意地を張っては互いを傷つけることの繰り返し。恋というもののジレンマを味わわせてもらったような気がします。最後にやっと二人が素直になり結ばれた時には本当に嬉しく思いホットしました。
-
モニター
主人公は、21歳のちょっと頑固なところがある女の子。お相手は18歳年上の後見人、という年の差カップル。タイトルを見て「え?別れるところからスタートなの?」と思って読み進めましたが、はじめはなぜ主人公たちが別れることになったかの詳細が明かされずに話が進むので、ちょっとしたミステリー感があります。3年という時間を経てもなかなか素直になれない主人公と、魅力的だけど事故で負った傷のため積極的になれないツンデレ後見人が、すれ違いながらどう愛を確認していくのか…やきもきしながらストーリーを追いたい方におすすめです。
-
モニター
お互い素直じゃない愛情表現で、途中イライラした場面がありました。歳の差、変なプライドの高さ、それを乗り越えてやっと心が通じ合ってよかった。
-
モニター
ハーレクインの書籍を初めて読みました。手に取った最初の感想は「意外とコンパクトだな」と感じました。実際読み進めていくと、ちょっとずつ数日かけてと思っていたのに続きが気になってしまい、結局最後までいっきに読んでしまいたした。そのくらいハマってしまいました。まず登場人物のひとりひとりが個性的で魅力的、あとは展開が全く予想できない。ありきたりな話に飽きてしまっていたので、すごく新鮮でした。登場人物に感情移入し過ぎたのか、読み終わってからなぜか清々しい気持ちになりました。素敵な作品に出会えて良かったです。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。