ハーレクイン・シリーズ
キャットは亡父が遺した家を朝食付き宿に改築して生計を立ててきたが、不景気のため、その宿も今は差し押さえ寸前まで追い込まれていた。ところがある日、キャットは弁護士に呼ばれ、驚くべき話を聞かされる。億万長者の石油王ミハイルが彼女の宿を買い取ったというのだ。ミハイル……つい先日泊まったばかりの、あの謎めいた宿泊客だわ。いったい彼はなんの目的でそんなことを?キャットは真相を問いただそうとミハイルを訪ねたが、逆に彼から買い取った代償として不可解な提案を受ける。「ひと月だけ僕のクルーザーに滞在してほしい。セックス抜きで」それはバージンの彼女にとって願ってもない取り引きのはずだった……。
※こちらの電子書籍版の表紙は紙書籍版と表紙が異なります。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2014年01月05日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 霜月桂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2013年12月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-12925-3
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- 書籍番号
- R-2925
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- ミニシリーズ
- 4姉妹の華燭の典
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モニター
全く生活環境の違うミハイルとキャットの二人が出会い、好印象ではない二人が恋に落ちて、ぶつかりあいながらお互い惹かれあっていくストーリーに知らない間に感情移入して最後まで一気に読み上げました!! ヒロインのキャットが自分の青春時代を捨てて大切な妹達の面倒を見ていたことが本人にとって無駄じゃない生き方だったんじゃないかと思った。そうじゃなかったらミハイルに出会えなかっただろうしね。
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モニター
愛情深く、異父姉妹のために恋愛を諦めてきたヒロインが、愛を否定するヒーローと互いに一目で惹かれ合うという、題名の通りの純愛だった。女性の扱いになれているヒーローの言動に密かに傷つくヒロインに胸が熱くなり、後半のヒーローのメロメロ振りに更にとろけた。ヒロインが35歳という設定もロマンスにしては珍しく、そこも好みだった。
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モニター
人を深く愛することを避けていたキャットとミハイル。惹かれあっているのに素直になれない2人がもどかしくてたまりません。2人の心が結びつくラストはミハイルの格好良さに惚れ惚れしました。
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モニター
全てにおいて率直なヒーローがとても格好良かったです。また、お金持ちというだけではヒーローになびかないヒロインもとっても素敵でした。純粋な心を持ったヒロインに、ヒーローはどんどん惹かれていったんですね。辛い過去を乗り越えてきたヒロインに、是非幸せになって欲しいと思ったので、心が温かくなるハッピーエンドで大変良かったです。主人公の妹のその後も気になりました。妹さんにも素敵なヒーローが現れて、幸せになって欲しいなと思いました。
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モニター
初のハーレクイン小説でした。コミックはいつも読んでいるので、少し読み進めているうちに、想像しながら、この小説はどんなコミックになるんだろうとわくわくしながら読めました。身分違いの男女が駆け引きしつつ、ハッピーエンドになるというハーレクインは楽しいです。小説とコミックを合わせて読んでみたくなりました。
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。